american press/アメリカンプレス
ハンドドリップ派のぼくの前に
突然現れた「アメリカンプレス」
私自身、365日毎日コーヒーを3杯は飲むコーヒー大好き人間。好きが講じて、豆の焙煎なんてしちゃってるわけですが、これまで色んな種類のドリッパーを購入して飲み比べてみました。ペーパーフィルターだけでなく、金属フィルターも使ってみましたし、フレンチプレスやエアロプレス、サイフォンに至るまで片っ端から試してみました。
それぞれ抽出できる味に特徴があり、好みによって、または豆の特徴によって最適な抽出方法が変わってくるのですが、「家庭で毎日使用すること」を前提にすると、ぼくの中では「ドリップスタンド+ドリッパー」がメインになっていました。
でもある日、東京ビックサイトで開催されたコーヒーの展示会に足を運んだ際に、出会ってしまったのです。突然、我が家のコーヒー抽出機の主役になりえる存在に。
「 AMERICAN PRESS ( アメリカンプレス )」。正直最初は、心の中で「あーなるほど。フレンチプレスみたいなやつね」と勝手な先入観を作ってしまいました。今、あのときの自分に言ってやりたいです。「全然、ちがうから。別物だから!ちゃんと見て、それ!めっちゃいいやつだから!!!」と(笑)
すーーーーーって
コーヒーが抽出されていきます。
中に入った透明なお湯が、ゆっくりとプレスをしていくにうちにコーヒーの深い色合いへと変わっていきます。コーヒーを飲んで楽しむ前に、まず「見て楽しむ」。実際、こんなふうにコーヒーへと変化する様子を楽しめるのは、「アメリカンプレス」しか知りません。
あとかたづけまで終わって
本当のコーヒータイム♪
「アメリカンプレス」と「フレンチプレス」を比較したとき、もうひとつ大きな違いはあとかたづけの簡単さ。フレンチプレスを使ったことがあればわかると思いますが、コーヒー抽出後の残りカスを、洗ってかたづけるのは結構めんどうなんですよね。
けれども「アメリカンプレス」なら、使用後のコーヒー豆は、エスプレッソマシンのポルタフィルター(粉をいれるところ)のように、まとまっています。だから、使用後はトントンっとゴミ箱に入れるだけで、大半の豆を処理することができます。残りは軽く洗ってあげればOKですので、とても簡単でかつ衛生的です。
二重構造だけじゃない。
外側は底に向かって少し幅広に。
「アメリカンプレス」本体の透明の部分は、デュポン社のトライタンという特殊な素材でできているらしく、製造原価の大部分をこのトライタンが占めているそうです。だがしかし、こだわりにこだわって選びぬいた素材なだけあって、軽く・割れにくく・透明度が高い!という三拍子揃った素材になっています。
本体部分は2重構造になっていて、中身のコーヒーがあっつあつの状態でも、熱は外側に伝わらず、普通に持つことができます。二重構造の恩恵はさらに、外の温度が中に伝わりにくいということで、中身のコーヒーが冷めにくくもなっています。(保温機能があるわけではありませんので、ご注意を)
しかし、「アメリカンプレス」の工夫は、これだけではありません。実は、二重構造のうち外側だけは、底の方にむかって少しだけ拡がっています。この少しの差が、プレス時の安定性につながっています。
我が家だけではないと思いますが、コーヒーのプレスは子供がやりたがるんですよね。その時に安定していると言うのはとても重要な要素です。実際エアロプレスなどを使って、子供がコーヒーを抽出していた時に、失敗してあつー!となってしまったことがありました。
なにはともあれ
美味しいのがいちばん!
金属フィルターのいいところは、コーヒー本来の味や香りがつまっている「コーヒーオイル」がしっかりと抽出できるところです。ペーパーフィルターでは、美味しさのつまった「コーヒーオイル」までキャッチされてしまいます。ただし金属フィルターは、コーヒー豆の微粉まで通してしまうのがデメリットでした。
「アメリカンプレス」で使用されている金属フィルターは、100ミクロンの超細金属フィルター。コーヒー豆の微粉はキャッチしつつ、コーヒーオイルはしっかり抽出するということを実現しています。
コーヒーオイルがしっかりと抽出される分、味としては濃厚でリッチなコクが高くなります。もっとスッキリしたコーヒーを飲みたいという場合には、蒸らし時間やプレス時間を調節することで、自分にとって最高の味を追求することもできますよ♪
サイズ |
直径 約 88mm×高さ 約 210mm |
重さ |
約 647g |
素材 |
容器、ポッド:トライタン
フタ:プラスチック
パッキン:シリコーン
フィルター、フタのフランジ:ステンレス
ハンドル:アルミニウム |
容量 |
標準:約 335ml
最大:約 414ml |
耐熱温度 |
約 95度 |
備考 |
・本体二重構造
・冷凍使用不可
・食器洗浄乾燥機( 家庭用 )の使用可 |