TISSOTの歴史
19世紀半ばに、スイス時計製造を育んできた小さな町ル・ロックルで創業したTissot[ティソ]。豊かで魅力的な歴史を誇ります。
1853年7月1日、ゴールドケースのフィッター、シャルル-フェリシアン・ティソ[Charles-Félicien Tissot]が、時計職人の息子シャルル-エミール[Charles-Emile]とともにCh. Félicien Tissot & Filsを設立。異なる時計パーツを自宅で製造する、独立した熟練専門職人を組織し、集めたパーツを組み立て販売する「エタブリスール」としてスタートします。
当時Tissot[ティソ]が製造していたのはポケットウォッチ、高級ペンダントウォッチ、コンプリケーションウォッチで、主に米国に輸出されていました。その後、ロシアがTissot[ティソ]の主要市場となります。
1917年末、有限会社Chs. Tissot & Fils SAを設立。ブランク・ムーブメント製造を導入し、「マニュファクチュール」としての歴史の第一歩を踏み出します。まもなく、世界中にTissot[ティソ]の名が知れ渡ります。
1930年、Tissot[ティソ]とOmega[オメガ]が合併し、スイス時計製造協会SSIH[Société Suisse pour l’Industrie Horlogère:スイス時計産業協会]が設立されます。
1970年までに、クォーツの登場により、スイスの時計業界は危機に瀕していました。
1983年、時計製造部門の監査を任されたニコラス・G・ハイエック[Nicolas G. Hayek]が、Tissot[ティソ]やOmegaを主要ブランドとするSSIHと、ムーブメント製造会社やブランク・コンポーネント製造会社を抱えるASUAGという、当時の時計製造を代表する2大グループの合併を提唱。
新しいグループはSMH[Swiss Corporation for Microelectronics and Watchmaking Industries Ltd.:スイス時計マイクロエレクトロニック総連合]と名付けられ、1998年The Swatch Group[スォッチ・グループ]となりました。
1996年以降、フランソワ・ティボー[François Thiébaud]がTissot[ティソ]のマネジメントに携わっています。
Tissotは極めて革新的なモデルを生み出してきました。
1930:TISSOT[ティソ] ANTIMAGNÉTIQUE[ティソ アンチマグネティーク]、世界初の耐磁性腕時計。
1951:TISSOT[ティソ] NAVIGATOR[ティソ ナビゲーター]、自動的に24のタイムゾーンを表示する世界初の自動巻き腕時計。
1965:TISSOT[ティソ] PR 516[ティソ ピーアール]:Particularly Robust[PR:とりわけ頑強]シリーズ。ホールが特徴のブレスレットは世界で初めて意匠登録。
1971:TISSOT[ティソ] ASTROLON[ティソ アストロロン]、世界初プラスチックムーブメント搭載。Tissot[ティソ]の自動潤滑システム、「Sytal」システムの採用により、懸案だったオイル問題も解消。
1985:TISSOT[ティソ] ROCKWATCH[ティソ ロックウォッチ]、世界で初めて、花崗岩やその他の自然石をケースに使用した腕時計。
1986:TISSOT[ティソ] TWOTIMER[ティソ トゥータイマー]、世界で初めてデジタルとアナログを搭載し、1つのクラウンで7つの機能が操作できる腕時計。
1989:TISSOT[ティソ] WOODWATCH[ティソ ウッドウォッチ]、木製ケース採用。
1999:TISSOT[ティソ] T-TOUCH[ティソ T-タッチ]、世界初のスイス製多機能(コンパス、高度計、気圧計、温度計等)タクタイルウォッチ。
2014:TISSOT[ティソ] T-TOUCH SOLAR[ティソ T-タッチ ソーラー]、世界初、ソーラー式タクタイルウォッチ。
Tissot について
TISSOT[ティソ] そのロゴに刻まれた“+”は、1853年の創業以来誇り高く掲げたスイスの品質と信頼の証。特別な素材を使用した、高い機能性と美しいデザインを誇る最高品質のウォッチを、リーズナブルな価格で世界160か国以上に発信しています。
Innovators by Tradition −伝統に根ざし、伝統を打ち破るイノベーター、Tissot[ティソ]。その優れた技術は、長い歴史が証明しています。
また、オフィシャルタイムキーパーやグローバルパートナーとして多彩なタイミングスポーツをサポート。
そこにはバスケットボールのNBA、FIBA、CBA、モータースポーツのMotoGPTM、FIMはじめ、Tour de France[ツール・ド・フランス]に代表されるサイクリング競技やラグビー、フェンシング、アイスホッケー、AFLオーストラリアンフットボールリーグまで含まれます。 |