今回から兄 田行作の作った通りの塗りとなります。「ソウミ」の工程がないので、木目が見えています。
木目が見えます。
木目が見えます。
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愛らしい小ぶりのお椀は、店主の兄 野田行作が作った「吉の字椀」を奥田志郎さんが写したものです。
無地
吉の字
箔押草彫文様
「まり椀」ほど丸くはありませんが、炊きたての御飯もほどよく美味しく蒸らします。
八分目で240mlほど入ります。
ご一読くださいませ。
→ようびの塗りもの
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今回から兄 田行作の作った通りの塗りとなります。 「ソウミ」の工程がないので、木目が見えています。買い物かごの背景が白の写真をご参照ください。
こちらは、以前のものです。 |
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「塗物とは何か」の答えを探す作業の中で生まれたお椀「吉の字椀」。 |
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吉の字椀
この椀は私の兄 野田行作が漆芸家として立ち始めた頃、学生から考えていた「塗物とは何か」の答えを探す作業の中で生まれた作品でした。下地というものは何の目的で付けるのかなどのさまざまな疑問を持ち、漆はもともと木の中にあるものだから戻して上げるという意識で、素地に漆のみを染み込ませて塗り重ねて作ったお椀でした。
この形をそのままに、輪島の奥田志郎さんに引き継いでいただくことにいたしました。下地を使わずに木地に直接漆を重ねて塗っていき(五回)、それをベースに中塗、上塗をいたしました。兄のものと違うところは(1)口づくりと高台に布が貼ってある事(これは輪島では外すことの出来ない大切な技術です)(2)中塗漆を入れてある事などです。
小さいわりには深くてよく入り、御普段に気楽に使っていただける軽くて可愛らしい椀に仕上がっていると思います。初めて塗物に接される方々にも、漆を知り尽くされた方々にも使ってみていただきたい、試みの中から生まれた椀でございます。
日本の食器の中でも一番大切な椀。一人でも多くの方に本物の椀をとの願いを叶えられるのでは、と思いつつ、新生活のための器としても生涯お伴出来るのではないかと思います。
以前のものは口づくりに布が貼ってあり(輪島では外すことの出来ない技術ですので)、布を貼ると口に段がつくのでそれを緩和するために「ソウミ」という技術を入れるため、木目が全体に消えています。
この度のものは、兄の技術と同じにして貰いたくて布を貼らず「ソウミ」の工程もないので、木目が見えている状態です。これによって強度が変わるということはございません。
工芸店ようび 店主 真木
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箔押草彫文様 |
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今回から兄 田行作の作った通りの塗りとなります。 「ソウミ」の工程がないので、木目が見えています。買い物かごの背景が白の写真をご参照ください。
こちらは、以前のものです。 |
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箔押草彫文様:ご飯がふんわり。冷めても美味しい^^「透漆おひつ6寸・奥田志郎」と。 |
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