菊花文シリーズは、洋食器のように、同一デザインでコーディネイトしたい食卓のために作られました。ディナーセットとして揃えることも可能です。
また、菊花文の「なます皿」から生まれたこともあり、他の和食器とあわせてもとてもいい相性です。
「赤金点飯碗」でご紹介している古川章蔵さんの金点シリーズ。実は、こちらのモーニングセットが始まりです。30年ほどまえに、とある器にあった「金点」をモチーフに朝食用のセットを作ることになりました。年月を重ね、色も器の種類も随分増え、ファンの方も増えました。
古川章蔵さんのクレマチスの「色絵花文鉢」がとてもすがすがしく美しかったので、洋食器シリーズとして新たに作っていただきました。
形も美しいのですが、何よりほれぼれするのは、こちらの「ブルー」の色です。白地に漆を施しその上に色を「蒔く」、大倉陶園さん秘伝の技「漆蒔技法」で作り出されています。漆器に見られる蒔絵のような手の込んだ仕事ですが、このとても深みのある色「ブルー」は、特別に2度も色を蒔いていただいた結果生まれました。和名の「薄群青」に近い美しく深い色です。
以前からの金線のシリーズも、形といい使いやすさといい抜群で、ついつい身近に置いて使ってしまいます。材料は白の美しさが光る最高のカオリンで、金線は本金(24金に近い)という贅沢なものです。焼成温度が高く(1460℃)丈夫で大変気持ちよく、長年使って飽きない洋食器です。
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