取手は瑠璃の玉です。
裏もつや消しです。
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お正月、雛祭りの酒器としてご好評いただいている蓋と身のコラボレーションがとても美しい錫の銚子。このたび、銀作家の高谷信雄さんに透かし彫りの蓋を作っていただきました。
古の雅な世界に出合ったかのような、ため息が出る優雅な銚子となりました。
耀きを少しおさえ、つや消しをしています。
錫の蓋もご用意しておりますので、気分にあわせて使い分けていただければ幸いです。
つや消しの静かな風景です。
錫の蓋もつきます。
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鍍金透彫宝相華唐草文蓋(ときんすかしぼりほうそうげからくさもんふた)
鍍金・・・メッキ、この度は銀に金メッキ
透彫・・・糸のこを使いヤスリや鏨(たがね)を用いて細部を仕上げています
宝相華唐草文・・・宝相華は仏の世界に咲く空想上の花で、木槿や芙蓉の様な花が基になっていると言われています。仏具や荘厳具などに唐草と合せて用いられることが多いものです。
この作品は、滋賀県神照寺所蔵の華籠(散華の花びらを入れる籠)を模して作ったものです。オリジナルは径28.5cm。平安〜鎌倉時代に作られたもので、国宝に指定されています。何かよい蓋はないでしょうかと探していた時、高谷さんが提案して下さったものです。取手は瑠璃の玉をつけていただきました。
透かしのすきまからお酒がきらきら見えて美しいのではないかと思っています。
工芸店ようび 店主 真木
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