お重箱の取り皿はこの様に少し大きさの余裕があるものがよいようです。いろいろとのせて一枚で済む良さがあり、お客様をなさる時も、お客様としておよばれする時も重宝です。
お正月が終わりましたら、お茶とお菓子のデザート盆としてお使いいただくことも出来ます。
奥田志郎さんにようびの寸法でお願いして、30年前くらいから作っていただいているものです。色々に便利に用いていただきますよう。
お正月は塗の盃と決まっているようですが、正木さんが華やかな呉須赤絵の3つ組の盃を作って下さいました。大盃は花鳥紋、見込みには手まり獅子、中盃は牡丹紋、小盃は外は丸紋、内は七宝紋と多種の色絵の組み合わせです。いずれも明・呉須赤絵から採られた文様ですが、正木さんらしい品位と培われたセンスの賜物かとうれしくご紹介いたしました。
盃台にいたしましたのは黒真塗のもの、デザート盆としても、お重に入っているものの取り皿としてもお使いいただける多用途のしっかりした塗りでございます。
少し新しい組み合わせでお正月を楽しんでいただければ幸いです。