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銀箔が見え隠れ。
2015年より蓋の後ろ側にも松が施されています。
「波蒔絵黒大椀」は、内側に力強い海の波、こちらは同じ「黒蓋付大椀」の外側に、おおらかな松を箔絵で描いていただきました。
大ぶりのお椀は、お正月の具だくさんお雑煮におすすめです。
金箔が均一にならないように少しこすってなじませ、銀箔を入れていただきました。本歌よりも落ち着いた風景となりました。
兄 野田行作が30才半ば位に作りました大胆な箔絵の松です。大好きな絵でしたが兄のものの写しを作りますのは仲々勇気が必要で、やっと今年、奥田志郎さんの椀にこの絵をのせてみようと思ったのでした。箔絵を担当して下さった山本哲さんは、このニュアンスをつかむのはむずかしかったそうで、御苦労をおかけしたようです。
兄の本歌は目はじきですが、真塗にのせてみるとまた違った良さを発見できました。常緑の松のめでたさを感じながらたっぷりとお雑煮など召し上がっていただきたいと思います。