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カテゴリトップ > 器の種類で分けました > 【漆器・お椀・汁椀】 > 黒端反四つ椀・奥田志郎

片身替り四つ椀・奥田志郎|和食器の愉しみ・工芸店ようび

形は「黒端反四つ椀」もご参考下さい。

「一汁一菜」。ご飯に汁物、野菜のおかず、あるいは、お漬物のとても質素な食事のことです。禅寺の修行僧が食べるこの食事は、飽食の時代、健康な体と心を取り戻すために、立ち戻ってみたい食事の形として注目されています。

片身替り四つ椀・奥田志郎
片身替り四つ椀・奥田志郎
一番大きなお椀

といっても、あまりに簡素な食事なので、週に一度ぐらい、または「一汁一菜」にプラス1から2品を加える気持ちで日々の献立を考えてみるというのはいかがでしょうか。ポイントは、汁物もお漬物もおかずにも季節の野菜をきちっと取り入れるようにすることです。

片身替り四つ椀・奥田志郎

健康な食生活の基本形として、ぜひともお勧めしたいお椀です。このお椀を中心に、お気に入りのうつわを足していくのも愉しいですね。
大切な方への贈り物に最適です。

片身替り四つ椀・奥田志郎
片身替り四つ椀・奥田志郎
 
  片身替り四つ椀・奥田志郎  
   
片身替四つ椀(桃山時代模作)

 この片身替の椀に出会いましたのは今から四十一年前の一九七一年だったと思います。東京の辻留さんのお店で盛り付けを教えていただいていた頃、お昼に御雑炊をいただいたのがこの四つ椀の内の大椀だったのでした。手ざわりといい口ざわりといい何ともいえないもので、「どなたの作品でしょうか」とお聞きしたのが始まりでした。

「奥田達朗いうてな、そらええもん作るヤツやで。ここまでくるともうあとはあらへん」と最上級の讃辞でした。「行くのやったら電話しとくよ」とおっしゃっては下さいましたが、まだようびには早いという風にきこえましたので、すぐに御紹介くださいとはいえずにおりましたところ、明漆会という、その頃全国から「よい漆を使って作品をつくりましょう」と呼びかけられ、さまざまな研究などをなさっていらっしゃる団体があると聞き、その集まりに参加しました。その席に奥田達朗氏が黒幕のようにいらっしゃったのです。それが奥田達朗氏との初めての出会いでした。何だか場違いの私をジロリと見られたのを思い出します。

 最初の片身替四つ椀は、当時熱海美術館(現MOA美術館)で根来展があり、それに出品されておりました桃山時代の確証のある四つ椀を、当時の館長様が写しを作ってくれと辻留主人辻嘉一氏に依頼され、そこから奥田達朗氏に依頼されたもので、四つ椀100組という大量のご注文だったそうで、本歌のメッセージを聞きながら懸命に作られたそうです。今も辻留さんでは実際に使われており、美術館関係者方々にも使っていただいているようです。早50年近く前のことになります。

 辻留さんでの出会い以来この四つ椀をどうしても作っていただきたくて、その後ようびのためにお願いして達朗さんに作っていただき、この度残りの素地をそのまま今度は弟の志郎さんが塗ってくださいました。黒塗りのままと片身替とを作っておりますが、改めて桃山時代の形の完璧な美しさに感心しきりです。時代の力と申しますが、工芸の世界では桃山時代を頂点としているように思えます。達朗さんはそれを賞で古い道具として愛玩するのではなく、いかに現代の生活の中に生かすことが出来るか、生きることの出来る道具であるかを考え具現した人でした。

 決してお安く出来るものではございませんが、生涯、次の時代にも使っていただける道具として、日々幸福を味わっていただけるものです。

*四つとも身としてお使いいただけます。
*四つ椀としてはもちろんです(大小の蓋付椀になります)

店主 真木啓子
 
  葡萄蒔絵黒端反四つ椀・奥田志郎・竹田省   黒端反四つ椀・奥田志郎  
  「四つ椀」は、大小の蓋物椀二組になりますので、用途もぐんと広がります。
こちらは、シンプルな黒の「黒端反四つ椀」を朱と黒に塗り分けたものです。他にも華やかな蒔絵を施した「葡萄蒔絵片身替り四つ椀」も作りました。印象が違う3種の四つ椀。どちらがお好みでしょうか。
 


片身替り四つ椀・奥田志郎


片身替り四つ椀・奥田志郎


片身替り四つ椀・奥田志郎


片身替り四つ椀・奥田志郎


桃山時代の用途の美・・・
片身替り四つ椀・奥田志郎

商品番号  0140-okd-0370
価格
185,219円 (税込)
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ご一読くださいませ。

→漆のものについて
【月の暈】

奥田志郎さんの求める漆器の光沢は、鏡のように光を跳ね返すような光沢ではなく、「月の暈(うん)」のような柔らかな温かみのある光沢です。
この「月の暈(うん)」を追求すべく、奥田志郎さんは、上塗りのみで(上塗りの後、研磨し生漆を刷りこむ数度の行程(呂色(ろいろ))をせずに)仕上げられます。このことで、漆本来の被膜が損なわれず、漆本来の強さが保たれ、そして、漆本来の優しい光沢の仕上がりになります。

上塗りの塗りむらを研磨などでカバーすることができない為、熟練の塗師のみが可能な難しい仕上げ方ですが、一方、全身全霊細心の注意を払って上塗りをしても、まれに、空気中や木地のちりが付き、小さな小さなポッチのようなふくらみができる場合があります(フシがかかると言います)。研磨する呂色(ろいろ)の行程がないため、フシがかかってしまうと残念ながら取り除くことができません。
使用上はまったく問題がありませんが、奥田志郎さんの漆器へのこだわりの(まれな)産物とご理解された上で、お求めくださいませ。
重ねた時:直径12.5cm・高さ8.5cm

 一の椀:350ml・直径12.5cm・高さ7.4cm
 二の椀:250ml・直径11.6cm・高さ6.1cm
 三の椀:150ml・直径10.7cm・高さ4.8cm
 四の椀:100ml・直径9.8cm・高さ3.8cm
  おおよそ八分目の容量です。

 一の椀:180ml
 二の椀:120ml
  蓋をした場合、蓋の下までの容量。




茶托・錫器
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