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「お知らせ」とは
正木春蔵さんから牡丹をかたどった「型物」です。
以前、甲や枇杷の実など型物だけを作っていただいていた時期があります。その3年間でみごとに自分のものとされた正木春蔵さん。伸び伸びとした表情は、古の大らかな古染付を彷彿とさせます。
「型物」はお料理屋さん向けの難しいうつわと思われがちですが、季節をダイナミックに演出してくれます。
もう三十年も前のこと、正木さんに二年間くらい集中して古染付をお願いしたことがありました。今思い越しますと、何としつこくご注文するようびも正木さん御自身もよくやりましたことと振り返ります。
50とか100とかいう単位で御注文くださったお客様があり、その数をこなすことで上達した部分もありましたと正木さん。いろいろの歴史を経て写しが正木さんの作品になる過程は興味深くうれしいものでございました。その頃の型を使って牡丹の向付を作っていただきました。
鯛の黄味まぶし、わさびとのりを付け合わせて。