第一次世界大戦中にアメリカ軍は、視力の低い兵士に格安で眼鏡を提供するプログラムを開始し、無料で支給されていました。 戦間期には予算の都合もあり、一旦無償支給は停止しますが、第２次世界大戦時に復活し現在にいたります。 米軍で支給される眼鏡は標準処方眼鏡(RPG)と呼称され、入隊時の検眼で眼鏡が必要な兵士の新兵訓練期間、あるいは士官学校候補生の間に作成され、部隊に配備されるまでに支給されました。
1910年代から1940年代までは金属フレームの物が支給されましたが、アレルギー等の問題もあり、1950年代からはセルロース製の物が支給されました。1968年まではグレーのフレーム、以降は黒のフレームが採用され、1970年代半ばから、有名なS9*(BCG)フレームの支給が開始されました。S9フレームは初期のロットは黒でしたが、2012年に支給が停止するまでブラウンの物が支給されました。