1940年代前後にフランスで着用されていたファーマーズシャツ。名前の通り農夫が作業用に使用していました。寒さの厳しいフランスでは、保温性の高いフランネル素材が用いられており、ベストタイプや長袖タイプなどがありました。
タイトなシルエットが多いのはインナーウェアとして着用されていた為であり、フロントボタンが中央ではなく、横にずらされているのが最大の特徴です。上着を着た際に少しでも防寒性と防風性を高めるために、上着と同じ位置に開閉部分がこないようにとされています。
現在でも稀に当時のデッドストックやUSED品が見つかる事もありますが、やはり天然素材の為、状態が悪かったり、小さなサイズが多かったりと入手が難しいアイテムです。弊社ではオールシーズン着用頂けるように生地をカス残し仕上げのコットン生地に変更する事でアンティークな雰囲気を残し、インナーからアウターまで幅広いコーディネートに対応できるようサイズ感を見直しました。最大の特徴であるフロントボタンのデザインはそのままに、現代に合わせてアップデートをしています。