※テロワールという言葉は、今ではワインだけでなく、コーヒーの世界でも使われ始めた、フランス語です。その土地固有の条件を意味し、単に土壌条件だけでなく、風の向きや日の強さ、雨の多さや土地の植物など、より広い範囲からその土地の特徴を意味します。
「栽培家とは空と土の間に生きるもの」フランスでは栽培家の心得として、よくこのフレーズが使われます。土壌、気候、そして造り手。この3者を包括してテロワールと呼びます。
アルマ・セルシウスのブドウ畑は、大きく分けて2つの土壌から構成されています。そのうちおよそ70%は、石ころが表面を覆う程に散らばっている特徴的な畑です。
大人のこぶし大のような石ころが畑を埋め尽くしており、この石が日光を反射し熱を放射することで、ブドウの実の完熟を促す作用があります。水はけがよく、凝縮したブドウを作ることができるのも特徴です。残りおよそ30%の畑は、古い時代の粘土質土壌です。ここで作るブドウは粘土質ならではの、滑らかで重みのある味わいが楽しめます。地中海の影響で涼しい土地です。
アルマ・セルシウスは数年前から一貫してブドウ品種ごとの特徴を生かしたワイン造りに取り組んでいます。ブドウ畑には全部で24の品種が植えられています。
その中でも特に高く評価され、私たちが力を入れているブドウが何種類かあります。
白ワイン シャルドネとソーヴィニョンブランは最も重要なぶどう品種です。
ヴィオニエは丸い石が転がる土壌い植えられ、その場所でポテンシャルを発揮しています。
一方で、赤ワイン用品種ではカベルネソーヴィニョンとメルロ、シラー種に最も力を入れています。
次いでグルナッシュやムールヴェードル、収穫量は少ないもののピノノワールも近年栽培しています。若手と熟練の醸造家がチームを組んで、それぞれのワインを作るアルマ・セルシウスの特徴は、多くの醸造家がいることです。
年長の醸造家と若い醸造家がチームとなり、経験を共にしながら次世代へとワイン造りを引き継いでいくという形が出来上がっています。
アルマ・セルシウスは3つの村にブドウ畑を所有しています。
南仏でワイン生産の町として有名なベジエの近郊、ヴィルヌーヴ・レ・ベジエ、セール、そしてポルティラーニュという3つの村です。1200ヘクタールの畑は、モザイク模様のようにその土壌に合わせて様々なブドウが植えられています。
地中海に面したこの南仏の地は、年間を通して晴れの日が多く、ブドウ作りに非常に適しています。そして、私たちの畑があるエリアは、丸い石に一面覆われた畑、年間を通して吹き続ける風、といった南仏でも特異な点を持ち、(ミクロクリマと呼ばれます)ワインの品質を高めてくれます。
この土地のおかげで、私たちアルマ・セルシウスのワイン達の品質は高く評価されるようになってきました。
次いでグルナッシュやムールヴェードル、収穫量は少ないもののピノノワールも近年栽培しています。若手と熟練の醸造家がチームを組んで、それぞれのワインを作るアルマ・セルシウスの特徴は、多くの醸造家がいることです。
年長の醸造家と若い醸造家がチームとなり、経験を共にしながら次世代へとワイン造りを引き継いでいくという形が出来上がっています。
アルマ・セルシウスのあるオ—・ラングドック、ベジエ近郊は、観光にも人気がある風光明媚な土地です。
特に有名なのは世界遺産にも登録されたミディ運河です。このミディ運河のおかげで、ボルドー市のある大西洋側と地中海は、舟で往来することができました。
当時は、ここベジエのワインも、運河を通ってボルドーへと運ばれていました。
もう一つの見どころは、ラ・フェリア( La Feria) と呼ばれるこの地域で昔から続くお祭りです。
毎年8月15日に行われる伝統的な南フランスの祭典で、オクシタニアと呼ばれた昔のこの土地の文化、アート、闘牛など伝統的な催し、そして美食とワインが名高い祭りです。
アルマ・セルシウスのワインは、2012年よりこのフェリアの公式ワインとなっており、
祭典の間中を通して多くの人々に提供されています。