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アゴラ AGORA
ボデガス・アルスピデ BODEGAS ARUSPIDE


かつて古代ギリシャで人々が集まっていた
広場や市場は「アゴラ」と呼ばれていました。

今でもヨーロッパでは、広場に人が集まり、
カフェやベンチでおしゃべりしている姿を見かけますよね。

今も昔も、広場での交流は
ヨーロッパでは欠かせないものです。

また、アゴラとは
道が集まるところでもありました。

周囲の街から物が、言葉が、
そして文化や技術が運び込まれ混じり合い、
新しいものが生まれる場でもあったそうです。

白ワインに華やかさ、香り高さをもたらす石灰質土壌の畑は、
ボデガス・アルスピデの自慢の一つです。
そんな畑で、あえて赤ワインにチャレンジ!
【マルベック種】
マルベックから造られた「黒ワイン」は、
かつてヨーロッパの王侯貴族に愛飲されていました。

「黒ワイン」と呼ばれるのは、
ポリフェノール含有量が多いため、造られたワインの色が濃くなり、
赤ワインなのに黒く見えるから、だそうです。

最近では健康に対する関心が高まっていることもあり、
ポリフェノール含有量の多さが着目され、
再び人気を集めています。

通常の醸造では、非常に濃くなるマルベック種、
しかし重くなりすぎた場合、果実本来の魅力である
フレッシュな香り・味わいが楽しめなくなる、
というデメリットもあります。

そう考えた醸造家のフェデリコは、
アルスピデの畑の中でも白ワイン用ぶどうに最適と
言われる、石灰質土壌にこのブドウを植えました。


赤ワイン用のブドウにはコクや力強さを求めるため、
粘土石灰質や粘土質の場所にブドウを植えることが
多いですが、あえて白ワインに適した畑で赤ぶどうを
作る、これがフェデリコの出した答えでした。

そして、出来上がったワインは驚くべき香り高さと、
滑らかな飲み心地を持ちます。


引き締まった酸味や華やかな香り、
シャープで切れのある辛口の味わい、
白ワインにとって美点となるポイントを兼ね備えた、
エレガントな赤ワインに仕上がっています。

並の赤ぶどうでは、
もしかしたら味わいが薄くなってしまったかもしれません。
しかし、個性の強いマルベック種のブドウを使ったため、
味・香りが失われることはなく、
かえって華やかが加わりました。

ポリフェノールをたっぷり含みつつ、
上品で飲み飽きないバランスの取れた
マルベックのワイン。

業界では重さが重視され、
味わいに偏りがあった印象のマルベックですが、
その新たな可能性を見せてくれた1本です。


【マセラシオン・カルボニック】
本来は、色素や味わいを短期間で抽出し赤ワインを作るための
技法で、ボジョレーヌーボーなど、フレッシュさが命の
赤ワインに用いられる技法です。

しかし、醸造家のフェデリコは更にこだわり、
ぶどうの一粒一粒を「ワイン玉」に変えてから造る
という一風変わった手法でワインを作ります。

香りを飛ばしてしまう一番の要因は酸化。
せっかくフレッシュな果実を収穫しても、
絞ったあとぐずぐずしていると、
ワインの香りや味わいががどんどん失われていきます。
それを防ぐためにも、通常は酸化防止剤を使うのですが…

①まず茎からブドウの果実を外す

②身を砕かず、そのままタンク一杯に詰める

③二酸化炭素でタンク内を一杯にし、
  酸素が触れないようにする

④ワインの実をそのまま潰さず、アルコール発酵させる



こうして、数日間を経た『ぶどうの果実』は、
『ワインが詰まったブドウ玉』へと姿を変えます。
(この時点ではアルコール度は5〜6%だそうです。)
二酸化炭素 + 果皮というバリアによって
酸化から守られたフレッシュな果汁は、
アロマを失うことなく凝縮味たっぷりのワインになります。

この実を搾ると・・・
もちろん、ジュースではなくワインが絞られます。
この後樽にワインを移し、更に発酵を続けて
通常の白ワインへと仕上げてゆきます。

手順だけ聞くと簡単なのですが、この話を他の生産者にすると、
「ある程度安定した酒質の赤ワインなどで行う例はあるが、
白ワインでやった人は見たことがない!」
と他の醸造家はとても驚きます。
ワインへと醸造するまでの間調整を続ける必要があり、
非常に難易度が高いため、やり方を知っても実行できる人は
そうそういません。
(だからこそ、フェデリコはこの方法を企業秘密にするでもなく、
オープンに誰にでも教えます)

アイレンとヴェルデホ。
全く個性の異なる地元スペインの品種を、
それぞれの特徴を生かすようにブレンドすることで生まれた
新感覚の甘口ワインです。
【アイレン種】
優しく上品な甘み、すっきりした味わい。
この品種、実はスペインだけでなく、世界中で最も栽培されている
白ワイン用品種なのです。

しかし、悲しいことに、多くは質より量、
面積当たりの最大収穫量を目ざして栽培されており、
本当のアイレン種の魅力を表現しているワイナリーはごくわずかです。

アルスピデのアイレンは自社畑の中に樹齢40年以上の
VV(ヴィニャス・ヴィエハス)と呼ばれる古木だけが
育てられている区画があります。
この「アゴラ・ラグリマ」に使われるアイレン種は、
その希少な古木のブドウのみ。
更に畑では剪定を厳しく行い、ぶどうの樹1本に付く房を減らします。
収穫量を通常の約1/2〜1/3という低収量に抑えることで、
甘みや味わいの凝縮した、非常に濃密なワインを作っているのです。

【ヴェルデホ種】
非常にフレッシュな香りと味わいを持つ辛口のワインを作るぶどう。
柑橘系やハーブを思わせる香り、キリリと引き締まった酸味とミネラル感のある味わいで、
スッキリした辛口ワインを生み出す品種です。


キリッと、シャープなエッジが効いた味わいに
優しい甘み。
そして、通常の白ワインと同じくらいの
ボリュームを持ちます。

通常のこのような甘口ワインであれば、
甘みを添加していることも少なくありませんが、
このワインは100%自然な造りの白ワインです。

アルスピデは、今スペインで最も注目される、 自然派生産者! 酸化防止剤無添加、完全無農薬栽培・・・
複数の公的機関が認定、畑からワイン造り までまるごと自然派の長い伝統を持つ ワイナリーです!

醸造家=エノロジスト は、ずっと蔵にいるわけではありません。 良いワインには良いぶどうが必要。 そのため、毎日ブドウ畑を見て回ります。 醸造学校で教鞭をとるお父さんと一緒に回り、教えてもらうことも・・・

入口に並ぶツボはアンフォラと呼ばれる昔ながらのワイン造りの道具です。(アルスピデではまだまだ 現役)
同じものが地下セラーに並び、ワイン造りの最初の段階はこのツボの中で行われます。

樽の中のワインはここで静かに熟成します。 例え地上が40℃を超えても、この地下深いセラーはひんやり15度前後を保ち続けます。

自然派ワインは繊細な生き物。
健康に熟成が進んでいるかどうか、
こうやって頻繁にチェックしているのです。
最終チェック。満足行く出来栄えです!
毎日の厳しい仕事も、この時の為。

⇒ 酸化防止剤を全く使わないサンスフル プラ・サヴィア


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