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「お知らせ」とは
このラス・ロカスのシリーズは私の最もお気に入りの一つである。 標高2500〜3500フィート(750〜1000メートル)に植えられた、 樹齢60〜100年の古木から生まれる。 10か月間アメリカンオークとフレンチオークの樽で熟成され、 深いルビー/濃い紫の色調、プラムやラズベリー、ブラックチェリー、ラベンダー、 リコリス、まさしくフルボディと言える高い密度の構造を持ち、 同時に驚くべきピュアな味わいで、深みのある長い余韻がある。
暑さにも寒さにも強く、病気にもかかりにくく、相当に痩せた土壌でも根を張り力強い葡萄を作る、そんな特徴から特に自然の厳しい地方で重宝される品種です。 夏は40度を超え「フライパン」と呼ばれるスペイン中央部「ラ・マンチャ」、冬に吹き荒れる「ミストラル」にさらされる「シャトーヌフ・デュ・パプ」をはじめとするローヌ地方。 ※ミストラルとは、主に冬の間フランス南部に吹く強烈な北風のこと。 風速50mを記録することもあり、樹木を引き抜き車をひっくり返す程強烈な風で、長期間吹き荒れます。 他の品種では生き抜けない過酷な土地でも悠々と根を張り葡萄を実らせる「ガルナッチャ」が強いのは、この「カラタユ」という、荒地で生まれた葡萄品種だからなのでしょう。 そして、このラス・ロカスはまさにガルナッチャワインの原風景とも言える、野性味と味わい、カラタユの特徴を表現したワインです。
豊かな土地では収穫量が増えるため、安いワインの原料となることが多く、一流の品種と思われなった時期がありました。 しかし、近年は敢えて過酷な土地で育てることによって、このガルナッチャのポテンシャルを100%開花させ、爆発的な果実味と芳醇な味わいを持つ世界的に高評価のワインを生み出す生産者が現れました。 「神の雫」スペイン編では、このガルナッチャから生まれるワインが「金冠日食」と表現され大絶賛、3万円以上の価格で流通しています。 近年人気の旨・安ワインを数多く届けてきたスペイン。しかし、闘牛やフラメンコといった、強烈な個性を持つ文化をはぐくんだスペインが、旨・安ワインだけで終わるはずはありません。 過酷な土地を敢えて選んでチャレンジし、そこでしか作ることのできない個性的なワインが、今回の「ラス・ロカス」です。 普通「何も育たない」と言われる土地で事業をやろうという人はいません。しかし、そこに挑戦し、結果を出したのがこのワインです。 土地もストイックなら、そのワイン造りのポリシーもストイック。しかし、一口ワインを飲むとそんな厳格さは全くありません。 もともと他の植物が育たないような荒れ地なので除草剤・農薬を使用する必要はなし。当然害虫も姿を見せません。 特に意図せずとも、その栽培は自然(というより野生に近い状態)に即したものになります。 ラズベリーやもぎたてプラムを思わせる、溢れる果実味、砕いた岩のようなミネラル感、そしてハーブを思わせるブーケ。 凝縮感がありながら、どこかピュアで優しい、くつろぎを感じるワインです。
ボデガス・サン・アレハンドロは、マドリッドから55マイル(約90km)、人口たった530人という小さな町、「ミエデス(Miedes)」の側にあります。 設立は1962年、まずは生産者達が集まって共同組合として発足しました。現在は、このカラタユ特有の品種と地中海性の品種を植えています。不毛な土地では、なかなか産業を興すことができず、このボデガは、土地の人々の期待の星でした。 スペインでの格付けは「D.O.カラタユ」、このラス・ロカスのアメリカでの成功を皮切りに、最近注目されるようになったワイン生産地で、2003年以降、このラス・ロカスを始め、このカラタユのワインがアメリカで評判を呼び、各地のレストランで気軽に飲まれるようになりました。 そこから、このワインがロバート・パーカーの目にもとまり、高評価を得ることになったのです。
このラス・ロカスのシリーズは私の最もお気に入りの一つである。標高2500〜3500フィート(750〜1000メートル)に植えられた、樹齢60〜100年の古木から生まれる。 10ヵ月間アメリカンオークとフレンチオークの樽で熟成され、深いルビー、濃い紫の色調、プラムやラズベリー、ブラックチェリー、ラベンダー、リコリス、まさしくフルボディと言える高い密度の構造を持ち、同時に驚くべきピュアな味わいで、深みのある長い余韻がある。 この辛口の赤ワインは、節約をしたい(が本当に良いものを飲みたい)消費者にとって驚くべきコストパフォーマンス、バリューワインである。
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