ちちぶじょうりゅうじょ
秩父蒸留所
イチローズ モルト&グレーン クラシカルエディション
Ichiro’s Malt & Grain Classical Edition
秩父で熟成を深めた世界の5大ウイスキーを使用
スモーキーで複雑な香り
クラシカルエディションはモルト原酒の比率を高め、
スモーキー且つ柔らかで複雑な香り。
原酒の個性がしっかり表現されており、
長い余韻と香りの変化が楽しめます。
丁寧ブレンドによって完成した繊細な香りと
深い味わいのクラシカルなイチローズモルト。
「秩父蒸留所 」
「イチローズモルト」で世界的にその名を知られる秩父蒸溜所は、
ベンチャーウイスキーを創業した肥土伊知郎氏が2007年に開設。
翌年2月より蒸留をスタートした。
開設当時、日本のウイスキーはまさに“冬の時代”で、
ピーク時の1980年代前半と比べて国内の消費量は5分の1程度にまで落ち込んでいた。
このような逆風の中での新規参入は大きなチャレンジであったが、
その後の秩父蒸溜所の快進撃が現在のジャパニーズウイスキーの隆盛と、
日本のクラフト蒸留所ブームを呼び込むきっかけとなった。
イチローズモルト誕生
肥土氏は大手酒類メーカーで営業職に従事したのち、家業の造り酒屋に入社。
埼玉県羽生市にあった蒸留所で念願のウイスキー造りに携わるも、
経営の悪化により生産停止に追い込まれ、蒸留所も売却されることに。
その際、行き場を失った樽を肥土氏が引き取り、
独自にウッドフィニッシュを施すなどして売り出したのが最初の「イチローズモルト」だった。
羽生蒸留所(〜2000年)の原酒を使用した「カード」シリーズは有名で、
2014年までに54種類(58本)が発売。
後にフルセットがオークションで1億円をつけるなど大きな話題となった。
個性を活かしたウイスキー造り
秩父蒸溜所の仕込みはワンバッチ麦芽400kgと極小規模。
マッシュタンとポットスチルはフォーサイス社製で、発酵槽はミズナラ材の木桶にこだわる。
輸入麦芽に加えて地元埼玉県産の二条大麦「彩の星」等を使い、
フロアモルティングも取り入れるなど、スコッチの製法を下敷きに
ジャパニーズの個性を活かしたウイスキー造りを行っているのが特徴だ。
2019年には10年物の「秩父 ザ・ファーストテン」をリリースし、国内外で高い評価を得ている。