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カリフォルニアワインの実力を世界に知らしめた、「パリ対決」から30年。
去る2006年5月24日、30年前と同一のワイン・同一のヴィンテージを、再び利き比べする記念テイスティングが行なわれた。そこで、モンテベロの1971年が堂々一位に輝いたのである。

 パリ対決とは、1976年5月24日に、イギリス人ワイン商のスティーヴン・スパリュアが行った伝説的なブラインドテイスティングのこと。最高クラスのボルドー赤/ブルゴーニュ白と、カリフォルニアのカベルネ/シャルドネを、フランスワイン業界の重鎮たちが比較試飲・審査したというものである。当時のカリフォルニアワインはまったく無名の存在。誰もがフランスの勝利を信じて疑わなかった中、赤ではスタグス・リープ・ワイン・セラーズのカベルネ1973が、白ではシャトー・モンテレーナのシャルドネ1973がそれぞれトップに立った。これは言うならば、田舎の中学の野球部が、ニューヨーク・ヤンキースに勝ってしまったようなものである。ニュースは瞬く間に世界中を駆け巡り、自信をつけたカリフォルニアの生産者たちは、この日を境に高品質追求に向けて大きく踏み出していった。スティーヴン・スパリュアの名もまた、このイベントの主催者として20世紀ワイン史に残ることとなった。

 リッジのモンテベロ1971は、1976年のパリ対決では十ワイン中の五位に終わっている。二位のムートン、三位のオー・ブリオン、四位のモンローズに続いての順位である。ちなみにスパリュアは1976年当時、自ら選んだカリフォルニアワインの中ではモンテベロ1971を一番高く評価していた。モンテベロの試飲後に、勝敗の行方が気になり始めたスパリュアは、ボルドーワインのラインナップに手を加えたという逸話が残っている。万が一にもカリフォルニアワイン、あるいはリッジが勝つことがないようにと、一級のムートンやオー・ブリオンを投入したのである。
 
1976年のパリ対決の直後、フランスワインびいきの人々が口にしたのは、「試飲したワインが若すぎる。最高のボルドー赤が本当の姿を現すのはもっと後だ」という台詞だった。「カリフォルニアワインが旨いのは若いうちだけで、フランスワインのように熟成しない」とも言われた。そこで10年後の1986年には、今度はニューヨークの地で、熟成した同じ赤ワインを比べるテイスティングが開かれている。だが、このときの一位もやはりカリフォルニアワイン、クロ・デュ・ヴァル1972だった。モンテベロ1971はこのとき二位に入った。
 
そして三度目。2006年のテイスティングでもまた、スティーヴン・スパリュアが取りまとめ役を引き受けた。ロンドンとナパで同時に開催し、英米各9名の審査員がブラインドで採点を行うという形式。審査員の顔ぶれは、ヒュー・ジョンソン、ジャンシス・ロビンソン、マイケル・ブロードベント、ミシェル・ベタンヌ、フランク・プライアルなどなど、英米仏の高名なワインジャーナリストが中心になった。1976年当時の審査員からは、ラ・トゥール・ダルジャンの元ソムリエであるクリスチャン・ヴァンヌケと、著述家のミシェル・ドヴァスが参加している。
 30年前と同じ古酒だけでなく、近年のヴィンテージについても試飲がなされることになった。カリフォルニアとボルドー/ブルゴーニュの若い赤白(カベルネとシャルドネ)が対象だが、こちらは対決形式ではなく、カリフォルニア、フランスをそれぞれ別々にテイスティングするというもの。若いヴィンテージのテイスティングでは、正規審査員米英合計18名に加え、62名の名誉審査員も同じワインを採点している。

 今回のテイスティングは、カリフォルニアとボルドーの優劣を真面目に決定づけようとしたものではなく、記念や回顧の色彩が強いイベントだったと思われる。だが、ボルドーの生産者たちはイベントにあれこれと反対した。勝っても得るものは何もなく、負けると大きな損害をこうむると考え、どの生産者も手持ちのワインを蔵出しすることを拒んだ。ロンドンの開催地は、当初ムートンのロートシルト家が保有する施設が予定されていたが、当主のフィリピーヌ・ド・ロートシルトがこれを拒否したため、ベリー・ブラザーズ&ラッドというワイン商の施設へと変更された。

そうして判決の日がやってきた。スティーヴン・スパリュアは、今回こそボルドーの赤が勝利するだろうと予測していた。30年前に大勝利を飾ったスタッグス・リープの1973年ヴィンテージは、とうの昔に熟成のピークを過ぎたと言われていた。リッジのポール・ドレーパーも、「モンテベロの1970年なら、フランスに勝つチャンスがあるかもしれない。だが(1976年当時と同じ)1971年ヴィンテージでは、苦しい戦いになるだろう」と、珍しく弱気のコメントをしていた。だが蓋を開けると、誰も予想しなかった結果が待っていたのである。
 
二位以下に大差をつけての、モンテベロ1971の勝利(スパリュアもモンテベロに最高得点をつけた)。のみならず、一位から五位までをすべて、カリフォルニアワインが独占したという信じがたい快挙。二位がスタグス・リープ・ワイン・セラーズ 1973、三位が同点でハイツ・マーサズ・ヴィンヤード1971とマヤカマス1971、五位がクロ・デュ・ヴァル1972。30年前、パリ対決の場に唯一立ち合わせた報道関係者であったジョージ・テイバーは、当時所属していた米タイム誌にこう書き付けた。“the unthinkable happened: California defeated all Gaul”(「考えられないことが起きた。カリフォルニアがフランスをことごとく打ち負かしたのだ」)。  考えられないことがまた起きた。

 相手が弱かったわけではない。一級のオー・ブリオン、ムートン、二級のモンローズは、1970年代では最高のヴィンテージである1970年である。審査員たちが、カリフォルニア寄りだったわけでもない。イギリス人ジャーナリストたちは、おおむねカリフォルニアよりもボルドーにシンパシーを感じていただろうし、フランス人のミシェル・ベタンヌやミシェル・ドヴァスもロンドン側の審査員に入っていた。ナパ側のパネルはアメリカ人が多かったが、イギリス人のスティーヴン・ブルック、フランス人のクリスチャン・ヴァンヌケはナパ側の審査員を務めている。
 
「カリフォルニアワインは、フランスワインのようには熟成しない」――これは今日、半ば常識となった感もある主張である。だがそれは本当ではなかったのだ。約35年という熟成期間は、最終的な判断を下すうえで十分な時間だろう。リッジを含む最高のカリフォルニアワインは、長期の熟成を経てもなお美しく、それは最高のフランスワインをもしのぎうる――この事実が明らかになった意義は大きい。
 ポール・ドレーパーは、今回下った新たな「判決」の後、サンフランシスコ・クロニクル紙のインタヴューに次のように答えている。「1971年のモンテベロは……大変バランスが取れていてエレガントなワインではあるが、もっと大柄なワインとの比較になるとどうかと考えていた。だから、冷涼な気候の畑から生まれた、エレガントでアルコールが低いスタイルのこのワインが認められて、非常に嬉しく思う」。
 最後にもうひとつ。リッジのモンテベロ2000は、若いヴィンテージのカリフォルニア・カベルネの中でもトップに輝いている(正規審査員18名の合計点数。名誉審査員の採点を加えると二位)。三度目の正直での、完全な勝利であった。

<古酒部門の採点結果>
 1位 Ridge Monte Bello 1971 137点
 2位 Stag's Leap Wine Cellars 1973 119点
 3位 Heitz Martha's Vineyard 1970 112点
 3位 Mayacamas 1971 112点
 5位 Clos du Val 1972 106点
 6位 Chateau Mouton-Rothschild 1970 105点
 7位 Chateau Montrose 1970 92点
 8位 Chateau Haut-Brion 1970 82点
 9位 Chateau Leoville-Las-Cases 1971 66点
 10位 Freemark Abbey 1969 59点

<若いヴィンテージ部門の採点結果>
 1位 Ridge Monte Bello 2000 77点
 2位 Stag's Leap Wine Cellars Cask 23 2001 76点
 3位 Staglin 2001 Rutherford 64点
 4位 Shafer Hillside Select 2001 59点
 4位 Joseph Phelps Insignia 2002 59点
 6位 Clos du Val 2000 Reserve 43点
 ※ 正規審査員18名による採点


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