雨あがりのじかん
コーヒーには飲む人にやすらぎをもたらし、時に一歩前に進む勇気をくれる不思議な力をもった飲み物です。
それはスイッチのようでもあり、雨から晴れに変わる「雨あがりのじかん」にも似ていると感じています。
第35弾は、狐の嫁入り
狐の嫁入り(きつねのよめいり)とは、空が晴れているのになぜか雨が降る不思議な現象のことです。
晴れと雨が同時に存在する神秘的な空模様は、人の複雑な感情やコーヒーの多彩な味わいを映し出しているかのようです。
コスタリカ パストーラ農園
第35弾「雨あがりのじかん」はそんな狐の嫁入りからインスピレーション。
生産者のマイノル氏が実験的に作ったオリジナルプロセスによる、コスタリカ パストーラ農園のコーヒー豆をセレクトしました。
農園主マイノル氏
パストーラ農園の農園主マイノル氏は、トレードマークのハットに、いつも作業着姿の働き者。
決して小さくはない農園の責任者でありながら、現場作業に自ら率先して取り組むその姿は、他に類を見ません。
その姿勢からは、コーヒー栽培を心から楽しみ、愛していることが伝わってきます。
標高1,800mで育まれる、少量生産のこだわりコーヒー
コスタリカ最大のスペシャルティコーヒー産地、タラス地区に位置するパストーラ農園は、2013年に自社の精製処理施設を設立しました。
標高およそ1,800mに位置するこの精製施設では、年間生産量をわずか100袋程度に限定し、きめ細やかな生産管理を徹底しています。
生産者オリジナルの精製プロセス
生産者のマイノル氏と奥様のニッツィ氏が実験的に開発した、完全オリジナルの精製プロセス「Flor de La Pastora Process(フロール・デ・ラ・パストーラ)」によって仕上げられました。
完熟したコーヒーチェリーを選定し、密閉タンクで15日間という長時間の嫌気性発酵を行います。
果肉を除去した後は、パティオとアフリカンベッドの二つの異なる環境で、合計15日かけてゆっくりと天日乾燥を施します。
代表の辻本が現地を訪問しました
ニッツィ氏いわく、「乾燥の最初の6時間が凄く重要。ワインのような甘く芳醇な香りを残すために。」とのこと。
代表辻本が現地で確認したその香りは、とても甘くコンプレックスな香りが印象的でした。
家族で作り上げるコーヒー
収穫の最盛期には家族総出で1日中ミル(精製)作業に取り組み、マイノル氏自身もハンドピックを行います。
そんな家族の手が込められた、こだわりの精製方法で作り上げられた特別なコーヒーを、ぜひご賞味ください。
花と果実のような、華やかでスムースな一杯
フラワーブーケのようなエレガントな香りが広がり、ラフランス、リンゴ、ピーチなど甘さとスムースな質感が特徴的です。
温度帯が冷めるに従い、ラズベリーのような甘さと酸味が心地よい余韻として続きます。
夏にぴったりな爽やかでフルーティなスペシャルティコーヒーです。
ゆったりしたい日も、新しく始めたい日も
雨あがりのじかんは、ぜひストレートでお楽しみください。
当商品は、フレーバーと香りを大切に、丁寧に焙煎したマイクロロットのスペシャルティコーヒー豆を使用しております。
ゆったりしたい日も、新しく始めたい日も、心に寄り添えるコーヒーでありますように。
“ありがとう” があふれるコーヒー工場
いつもお客様のこと、そして美味しいコーヒーのことを考え「 “ありがとう” があふれるコーヒー工場 」を目指しております。