アメジストとは
日本でもよく知られている紫色をした水晶です。和名を紫水晶と言い、鉱物としてはクォーツ(石英)のグループに属しています。
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アメジストとギリシャ神話
アメジストはギリシャ神話と深い関係があり、その神々から生まれたとされる石です。ディオニソス(ディオニューソス)と呼ばれる豊穣とブドウ酒と酩酊の神が、お酒の神様らしくワインを作るのですが、自分で作ったそのワインを飲んで酔っ払った時に、誰かに悪さをしてやろう、という事を思いつきます。
その悪さをされそうになった人物の名前が「アメシスト」でした。アメシストは月の女神アルテミスに仕える美しい女性で、女神に奉納に行く途中でディオニソスに獰猛な獣をけしかけられます。アメシストは女神に助けを乞い、その願いが聞き届けられ、アメシストは水晶(クォーツ)へと姿を変え難を逃れました。
後になって酔いが覚めたディオニソスは、自分のした非道な行いを自覚し、後悔から涙を流しました。お詫びの気持ちも込めてこぼれた涙と一緒にワインを水晶に掛けると、石は美しい紫色に変わったのです。こうしてアメジストは生まれたとされます。
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アメジストの語源もギリシャ神話から
アメジストの語源は「酔ってない」という意味のギリシア語「amethustos」に由来するとされます。神話と照らし合わせてみると、深い意味のある石であったことが解ります。
現在でもアメジストは「酔い覚ましの石」「人生の悪酔いを防ぐ石」「恋の悪酔いを防ぐ石」などとされ、お酒や人生のお守りとして親しまれています。
アメジストの効果
2月の誕生石であるアメジストは、古くから宗教儀式などでも使用されてきました。キリスト教では「司教の石」として、アメジストをお守りとして身につけていたとも伝えられています。
この石は非常に強力な浄化と魔よけのパワーを秘めるとされ、身に着ける事で精神的な不安や恐怖心を和らげてくれるとされます。悪夢や負のエネルギーを退けるともされるので、安眠をサポートしてくれそうです。
精神的な不安を払拭することで、もやもやとしていて思考がクリアになり、インスピレーションや直観力をもたらします。
また、恋愛面においては、深い愛情と誠実さを持った人との縁を結び、互いに助け合い補い合えるパートナーを見つけてくれそうです。
アメジストの石言葉は「真実の愛」「誠実」なので、「愛の守護石」と呼ばれるのも頷けます。
本物と偽物の見分け方
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◆内包物を確認する
天然石には、ほぼ確実にインクルージョンやクラックが存在します。稀にお客様から傷の無いものが欲しいというご要望がありますが、肉眼で確認できる傷や欠け、インクルージョンが無いものとなると、かなり高価で希少です。
お値段が安く、不純物などが見られない商品の場合は、偽物の可能性が高いと思われます。
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◆色合い
アメジストは自然界で天然の放射性物質の影響を受けて色が変化した水晶です。ほぼすべてのアメジストに天然石の特徴とも言える色むらがあります。当然色むらが少なく美しいアメジストは高価なお品になります。色合いが均一で綺麗なのに対し、値段が安すぎるアメジストには注意が必要です。
また、水晶に人工的に放射線を当てて色を変化させた物もあり、普通に見ただけでは区別できないので、どうしても不安な場合は鑑別機関に依頼をすると良いでしょう。
人工放射の物は元となる水晶自体は天然の為、天然石には間違いないのですが、人によっては偽物とも言えるので難しいところですね。
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◆モース硬度
アメジストのモース硬度は7と、かなり硬い部類に入ります。その為、それ以下の硬度のガラス(モース硬度5)などをひっかくと、ガラスは傷つきますがアメジストは無傷のままです。
効果的な置き場所
アメジストには魔よけと浄化の力があるとされています。原石やクラスターなどは浄化の力が強いとされているので、家の中にどうしても気になる場所があるという方は、優先して置くと良いでしょう。
また、玄関は運気の出入り口とされているので、邪気や負のエネルギーを退けるのなら玄関がおすすめです。心を落ち着かせたい、健やかな眠りが欲しいという時は寝室が◎
浄化方法
アメジストの浄化の仕方として適しているのは、水や月光浴、ホワイトセージでの浄化です。塩を使った浄化方法をオススメする方もいますが、石を傷める可能性があるので当方ではオススメしていません。
アメジストは自然界の放射線で紫に変化した水晶の為、強い光などに弱く色が退色してしまう事があります。なるべく強い光に長時間さらさないようにご注意ください。
| 太陽光 |
月光浴 |
流水 |
セージ |
塩 |
| × |
◎ |
△ |
〇 |
× |
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