モスクワの東に位置するニジニ・ノブゴロド州で飯盒からストーブ、大型ステンレス製品を製造しているローザべトロフとの出会いはドイツで行われているアウトドアショーでした。
ブース内で飯盒をこれでもかと積んでいて、何とも言えない圧に吸い込まれるようにブースにいざなわれました。
商品のクオリティに関してはポリッシュも甘くどうなんだろうか？と思っておりましたが、セールスからの話を聞いてそんな思いも一変します。
ロシアで職人が一個一個溶接して、研磨して仕上げているんだよ〜って話を聞くと、製品の背景や裏側までなんとなく垣間見えて輸入することを即決しました。
当時はそこまでブッシュクラフトやソロキャンプなどは盛んでは無かったので市場の反応はイマイチでしたが、ここ数年のブームによりそれなりに脚光を浴びるまでには成長できたことを嬉しく思っています。

直火で使っているうちに黒くなったり、落としたりして凹んだりしていますが、それさえも格好良く見えるロシア製の魅力を是非味わってみて下さい。

＜追記＞
昨今の世界情勢的をみると、ロシアは国としては問題があるかもしれません。
でもそこに暮らす人は私たちと同じ平和を求めて暮らしている普通の人たちで、実直に仕事をしている人たちです。いろいろな考え方はありますし、当社の考えもまた変わるかもしれませんが、民間人の方が困窮しないことを祈り、職人の方が丹精込めて作った手元にある商品は大切に販売を続けようと思います。