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乾燥したままの大豆では溜醤油は出来ないので、大豆を釜に入れ水に浸して一定量水分を吸収させます。
その後残った水は捨てて、蒸気で大豆を蒸します。 |
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 蒸し上がった大豆を釜を反転させ取り出します。大きな塊になって次々出てきます。
この時、手作業で適当な大きさにします。 |
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 釜から大豆を取り出す時、麹菌を付けやすいように味噌玉という巨大なお肉の
ミンチのようにします。
もっとも太さは直径2センチ位で長さは5センチ位です。 |
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 麹菌を付けた味噌玉をコンベアで麹室の中まで運び込みます。 |
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 麹室の中に運び込まれた麹菌の付いた味噌玉を均等にならしながら、麹室全体に広げます。
蒸気の送り込まれてくる麹室の中での作業は、サウナの中で仕事をしているみたいに
とても暑くて 息苦しい作業です。 |
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 3日間麹菌を繁殖させて麹の出来上がりです。
麹の出来が良いほど黄色い麹の粉が舞い上がりマスクをしていても、鼻の中から目頭、耳の穴の中まで真っ黄色になっちゃいます。
温度や湿度の管理を機械任せにしておいては良い麹は出来ません。
やっぱり永年の経験がモノを言います。 |
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 麹を桶に移します。
真ん中に立っている煙突状のものは下の方に穴がいくつも開けてあって
この中に溜醤油が集まるようにしてあります。
一番古い桶は江戸時代の物もあるくらい杉の桶は長持ちするんですよ。 |
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 石を乗せる前に麹を布で覆います。
布が無いと石は麹の中に沈んでしまい、重しが効かなくなるので良い溜醤油が出来ないんです。 |
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 これも経験がモノを言う作業です。
乗せ方が悪いと端から石が桶の底に沈んでしまいます。
しっかり乗せないと発酵した溜醤油が膨張して桶から溢れ出てしまうこともあるくらいです。 |
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 重しの石を敷き詰めたら、いよいよ塩水を桶の中に送り込みます。 |
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