●蜜腐れの状態
りんごの蜜は、リンゴの葉の部分でできたデンプン質が糖質(ソルビトール)に変化し、
それがだんだんと甘味の強い果糖へと変わりながら、周りの果肉に散っていくのですが、
あまりにも多く入り過ぎた蜜は、全部が果糖に変わらず、茶色く褐変してしまい、
ひどいと、腐った状態になることがあります。
ミツが茶色く変色した障害を「蜜腐れ(ミツ褐変障害)」といいます。
●内部褐変
これは、春先によくみられる傷害ですが、冷蔵庫で貯蔵をしたりんごには
「内部褐変(果肉が一部茶色くなってしまうもの。食べると苦みがあります)」が
発生することがあります。特に熟度・甘味が強いりんごにその傾向があります。
蜜の部分が茶色く変色し、食べてみると苦い。 |
●内部に亀裂、カビのようなものがある場合
(程度によって、返品、再送、返金などの対応をさせていただきます)
●内部の亀裂・空洞(左下写真)
左下の写真は、中に亀裂が入っているものですが、 8月後半から9月初旬の果実肥大期に
雨量が多いと果肉に亀裂が入りやすく、亀裂には外側に見えるものと見えないものがあり、
外側から見えない亀裂がもとで内部に空洞ができることがあります。
他の果肉の食味にはほとんど影響がありませんので、切り取ってお召し上がりください。
(程度がひどい場合には、返品、再送、返金などの対応をさせていただきます。)
●芯の回りのカビ(右下写真)
果実の肥大期にガクの部分からカビが侵入し、果実の芯に腐敗が発生する芯カビ病が
原因で、芯(種)の回りに、白いカビのようなものがついている場合があります。
通常は、「殺菌剤」を使用することによって、ある程度病気の発生をおさえることができますが、
無農薬栽培の場合には、農薬で病害を予防することができません。
カビは芯の部分だけであることがほとんどで、林檎に生えるカビ(糸状)菌 なので、人間の口に入っても害を与えることはありません。
カビの部分を除去していただければ食味に問題はありませんが、カビが 果肉まで及び、内部が変色しているような状態でしたら、
もちろん、返品、再送、ご返金などの対応をさせていただきます。
●各ランクと返品・交換等の対応について
当店では林檎のランクは4ランクありますが、「外からはわからない林檎内部の障害」につきましては、どのランクの林檎でも起こりうることです。
(外見が綺麗だと内部の障害は少ない傾向はあります。「特選品」ほど、内部の障害は少なく、「C級品」ほど、傷害の可能性が多いということになります。)
どのランクの林檎につきましても、内部の傷みについてはそれ相応の対応をさせていただきますので、ご連絡ください。
ただし、「B級品」の場合には、全体の1割程度、「C級品」の場合には、全体の2,3割程度は内部の障害が起こっている可能性を想定して商品代金もお安くなっておりますので、許容範囲の傷害については、返金・再送・返金などの対応はご容赦いただきたくお願いいたします。勝手を申しますが、ご理解いただけますよう、お願い申しあげます。
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林檎の傷害が見つかったら・・・
● 林檎を切ってみて「障害」がありましたら、気がつき次第当店までご連絡ください。切った個数、傷みの状態を伺って、どのような対応をさせていただくかをご相談をさせていただきます。傷みの程度がひどいようでしたら、ご返品をお願いすることもあります。もしくは、ご協力いただけるようでしたら、傷みの状態を写真に撮っていただき、当店あてに送っていただけると助かります。(産地に報告する際に、お写真があると説明がしやすくなります。)
※ ただし、「B級品」の場合には、全体の1割程度、「C級品」の場合には、全体の2,3割程度は内部の障害が起こっている可能性を想定して商品代金もお安くなっておりますので、許容範囲の傷害については、返金・再送・返金などの対応はご容赦いただきたくお願いいたします。
※ 状況にもよりますが、お届け後1週間以上たってからご連絡いただいた場合には、返品返金などのご対応ができかねますので、なにとぞご了承ください。
傷害のある林檎をお届けしてしまった場合、不愉快なお気持ちになられた上に、ご連絡・返品手続きなどのよけいなお手間をおかけすることになってしまい、大変申し訳なく思いますが、皆様のご協力をいただくことによって
よりよい林檎を安定してお届けできるような体制を作っていけるよう努力したいと考えております。
ご理解・ご協力をいただけますよう、どうかよろしくお願いいたします。
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