法螺貝について
法螺貝(ほらがい)は、古来、仏法や戦陣等に利用されて来ました。現在は和太鼓の演奏にも取り入れられたりしております。
■8種類ある吹き方
法螺貝は仏教における楽器の一であり、山伏独特の合図や合戦に使用されてきました。また獅子吼、覚醒の声ともいい、説法の時には法螺の文[三昧法螺声 一乗妙法音 経耳滅煩悩 当入阿字門]を唱えてから吹くと言われています。吹き方には、説法・駈相・宿入・宿出・案内・問答・集合・寒行の八種類があると言われ、音は甲音(高い音)、乙音(低い音)があります。
■天然の貝を使用
法螺貝の原材料の貝は天然のものですので、殻の柄がそれぞれ違います。また些少の傷があることもございますが、予めご了承くださいませ。また、法螺貝は素材の性質上割れやすくなっておりますので、安全に携帯するために法螺貝袋にいれて持ち運びます。
■唄口の素材について
歌口は素材の種類でいうとクローム仕上げのものと真鍮(しんちゅう)のものがありますが、基本的に選ぶことができません。

▲左がクローム仕上げの唄口、右が真鍮製の唄口
■真言宗タイプと天台宗タイプの違い
法螺貝の唄口の形は天台宗・真言宗の2種類の形のものがございます。真言宗タイプは「ぶっぶっぶ」と短く吹くため、唄口が短くなっています。天台宗タイプは「ぶおーーぶおーー」と吹くため、唄口が長くなっています。用途に合わせてお選びください。

▲左が天台タイプの唄口、右が真言タイプの唄口
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