羽毛布団の洗濯方法は「丸洗い方式」と「解体洗い方式」の2種類があります。
それぞれ特性がありますが、丸洗い方式は本来布団全体の洗濯を目的に考えた洗濯方式で、お布団の側生地の汚れを主に洗い流し、羽毛単体の本格的な洗濯には不向きな洗濯方法です。
しかし、一般的な羽毛布団打ち直しを行っている工場はこの丸洗い方式で布団を洗濯した後、布団から羽毛を取り出して打ち直しを行っています。
当工場の打ち直しは解体洗い方式で、先に羽毛のみを取り出して、羽毛を直接洗う事で丸洗い方式では落とせなかった羽毛の汚れ、羽毛と羽毛が擦れ合って出た小さなゴミまで綺麗に洗い流せます、これがプレミアムダウンウォッシュ方式(解体洗い)です。

通常の丸洗い方式では側生地の中に羽毛が入っている状態で乾燥を行うので羽毛の復元率には限界があります。
解体洗い方式では羽毛を直接乾燥させるので丸洗い方式と比較して羽毛の復元率は高くなります。又、解体洗い方式の乾燥機は羽毛のパワーアップを目的とした通常パワーアップマシーンと呼ばれる羽毛をふっくらさせる特別な機械で、乾燥と羽毛のパワーアップ両方をおこないます、これにより長年使用して縮こまった羽毛を元のふっくらな状態へ復元させます。

通常丸洗い方式は機械の関係で複数枚のお布団を一度に洗濯します。
解体洗い方式は布団から一枚一枚羽毛を取り出して洗うので、他のお客差のお布団と一緒に洗濯することはありません。そのため時間とコストは掛かりますが、細心の注意をはらい丁寧に仕上げる事が可能です。又、お預かりサービスをご希望のお客様のお布団は、お布団に快適な環境の専用倉庫でお預かり致します。

羽毛布団を長年使っていると羽毛と羽毛が擦れ合い羽毛の破片(ダウンファイバー)が出てきます、洗濯をおこなう事でこの断片や小さくなった羽毛は除去されお布団購入時より羽毛の量が少なくなります。
少なくなった羽毛を補うのが「足し羽毛」です、足し羽毛をおこなう事で購入時のふっくらお布団へ復元します。