「シンプルで素材感を活かした、魅力的な”木のもの”です」
コサインの商品ってどんなものなの？と聞かれたら、私はこう答えます。

私達の生活と木は切り離せないものであり、木は落ち着きや安心感を与えてくれます。 使えば使うほどツヤが出て、魅力的になってきます。
木は、私達の生活の中で共に生きているのです。

全国、そして海外でも知られるブランドになった「旭川家具」。
それは今から110年程前に、旭川で本格的なまちづくりが始まったことで全国から家具建具職人が移住し、旭川で家や生活具をつくるようになったことで始まったそうです。

一般の木製品で使われている、成長が早い代わりに柔らかい針葉樹と違い、コサインで使う広葉樹は硬さがあり、高級な家具にとても適していますが、その分、百年も二百年もかかって育っています。
木は機械ではなく、自然が作ったもの。
だから、コサインは「木」「つくり手」「使い手」が共にあるような、長く暮らしに寄り添う生活道具を作っています。
木の素材感が際立つシンプルな美しさを大切に、確かな技術でものづくりに向き合い、長い年月をかけて育った木を無駄にせず、最後まで使いきる工夫をしているのです。
自然のものを気に入って長く使えることこそ、環境に対する恩返し。
上手に、大切に使うことで、人と木は互いに支えあって生きていくことができるのです。

北海道は寒い。
コサインのある、旭川は特に寒いところです。
だから、あたたかい家具ができあがるのかもしれません。
コサインの工場では、手と目と心で木と向き合う「つくりたがり屋」さんによって今日も新しい「ものがたり」が作られています。