Achille Castiglioni & Pio Manzu
(アッキレ・カスティリオーニ & ピオ・マンズー)
Achille Castiglioni (アッキレ・カスティリオーニ)と
Pio Manzu(ピオ・マンズー)は共同してFLOSのパレンテシライトを作成しました。
アッキレ・カスティリオーニは、兄のリヴィオ・カスティリオーニ、
ピエル・ジャコモ・カスティリオーニの事務所で働き、
建築、インテリア、展示会のデザインから家具や小物にいたるまで、
様々な設計を行ってきました。
デザインにおける彼らの独自の感性を次々と表現。
1957年にザノッタより発表された2つの実験的とも言える
スツール(自転車のサドルを用いた「SELLA」、
トラクターのシートの「MEZZADRO」)は
まさにその象徴的プロダクトといえます。
1962年に照明ブランドFLOS(フロス)を兄ピエル・ジャコモとともに設立し、
「アルコ」や「スチロス」など革新的な工業デザインを次々と発表しました。
ADI (イタリア・インダストリアル・デザイン協会) の創設者の一人でもあり、
イタリアや世界のデザイン界に多大な影響を与えたデザイナーです。
ピオ・マンズーは、有名な彫刻家 ジャコモの息子であり
「現代イタリアのデザインにおける新しい流れの最も真面目な発明家の1人」
であると評されました。
短いキャリアの中で、デザインの分野で才能を発揮し、
イタリアの自動車産業の歴史の中で最も成功したモデルの
1つであるフィアット127の作者でもあります。