洗匠工房の着物クリーニング
1、クリーニング前の検品
クリーニング前の汚れの状態、しみの有無、ほつれや破れなど、着物の状態を確認します。
染め、箔や刺繍などの加工や、汚れの程度にあわせて、洗う前の前処理の方法や洗う時間を変えていますので、
どのように洗ったら良い状態に仕上がるかを考えながら、着物の状態を確認しています。
洗匠工房では、クリーニング前の状態をお知らせしてから、クリーニングを行います。
2、クリーニングの前処理とクリーニング
衿、袖口などのご着用汚れ、汚れやすい部分の汚れが落ちやすいように前処理(下洗い)を行います。
着物の加工によっては、長時間のクリーニングが不向きなお品もあるので、
前処理で汚れを落ちやすくするのは、着物のクリーニングで基本的なことです。
簡単なご着用の衿や袖口の汚れは、クリーニング前の前処理で落ちていくのが見えます。
汚れを落ちやすい状態にしてからクリーニング工程に入りますので、やさしい洗い作用で汚れを落とします。
そのため、クリーニングの工程では濯ぎを重視しています。
落ちやすくした汚れを、きれいな溶剤でよく濯ぎだして、さっぱりと仕上げています。
3、クリーニング後の検品
クリーニング後に、落ちきれていない汚れやしみが無いかを確認します。
普段着のお着物で汚れの蓄積したもの、1度目のクリーニングで汚れ落ちが不十分なものは、
もう一度クリーニング工程を行ったり、部分的な汚れ落としを行います。
クリーニングでは落ちきれない古いしみや変色がございますお着物には染み抜きのお見積りをご連絡します。
→染み抜きへ
4、仕上げ
作業場のアイロン仕上げ台の電気は、染み抜きと同様に、太陽光に近い光源を使い、
仕上げのときに気になる部分がないかを最終チェックしながら行います。
着物専用のアイロンで、着用中や保管中の歪みなどの全体のバランスを整えながら仕上げます。
