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「お知らせ」とは
私たち千総の歩みは明治20年(1887年)に初代 西辻 鐵が、大阪の木津で果実商「カネテ」を始めたことからスタートします。この明治20年は初めて東京に電灯が灯され、新しい光ある日本の始まりを予感させる年でした。 その当時の日本の果物史は、初めてメロンの種子や葡萄などがヨーロッパから輸入され栽培がスタートするなど、今では私たちが普通に口にする果物がまだこれからという時代でもありました。
その後二代目の西辻 四郎が、大阪市中央卸売市場本場での仲卸業を経て昭和12年に大阪市設阿倍野小売市場で小売業に転業、昭和25年の船場小売市場への移転を機に「千総」と屋号を改めました。またその傍ら、数々の果実販売の関係団体で要職を務め、昭和62年には果実商一筋の歩みとその業界での功績を讃えられ黄綬褒章を賜りました。 この時代と並行し三代目の西辻 豊継が鰻谷(現在の東心斎橋)に事業所を開設、有限会社千総として少しでも多くのお客様に、「新鮮で美味しい果実を味わって頂きたい」という願いを込めて事業を拡げていきました。
その後昭和49年には大阪府堺市の泉北ニュータウンに店舗を移転、これが現在の有限会社千総の基礎となります。 平成14年には四代目の西辻 宏道が代表取締役に就任、平成16年にオリジナルブランド「Atelier confiture」を設立しクラシカルジャムを始め、コンフィチュールシリーズの製造・販売を開始、明治の時代から四代に渡り培った果物への思いを新しいカタチにします。
平成17年には「05 食の博覧会」に出展、少しでも多くの方に私たちのこだわりの味を知って頂きたいという思いを強め、「楽天」での出店販売をスタートさせました。 その後、TV番組など様々なメディアに紹介して頂きまた皆様のご指示を頂く中、さらに商品シリーズを拡大。その一方で日本各地の農園様との連携も強め「生産者の顔が見える」良質な果実を使った、安心で素朴な美味しさを追求した商品づくりを続けています。今後もより美味しいものを皆様へをモットーに、「アトリエコンフィチュールのキッチン」から商品を届け続けてまいります。
Atelier confiture がプロデュースするクラシカルジャムコンフィチュールは、「シンプル且つ上質」をコンセプトに、素材と製法と安全にこだわった果物屋さんならではのプレミアム商品です。
シンプルだからこそ「素材ありき」にこだわり、老舗果物店として長年培ってきた知識と経験を活かした市場仕入はもちろんのこと、全国各地の契約農家様のもとへ実際に足を運んで信頼関係を築いてきた「顔の見える」良質な素材のみをふんだんに使用し、着色料・香料・保存料・増粘剤(ゲル化剤やペクチン等)など一切加えず低糖度に仕上げています。
炊き詰め(濃縮)だけで粘度を出しているので少し「ゆるめ」の仕上りですが、そのぶん1瓶にたくさんの素材がギュッと詰め込まれた「とっても濃厚でとってもフレッシュ」なジャムたちで皆様の食卓に美味しさと感動をお届けします。
自社製品の無添加ジャムやコンフィチュールの製造で得たノウハウを活かし、お客様のご要望に応じてオリジナルジャムをはじめとした商品企画のご提案や製造を承っております。
私共にとって、新たなご依頼は成長へのチャンスだと捉え、様々なご要望の中、初めて手にする素材やその製法の工夫、それらの経験値を重ねていく事は、新たな気付きとともに製造技術へのフィードバック=クオリティーアップにつながると考えています。
特に最近では地場産素材の製品化のご要望が多く、ご当地ならではの原料素材をお送り頂き、試作等を経て、当社にて下処理、炊き詰め、充填、キャッピング、殺菌等を行い、製品にしてご返送、ご販売頂いております。
有限会社千総
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