ひものは、太陽の下で干すことによって、その表面にパリッとした固い膜を作り、保存性が高まります。
また、ひもの独特の食感と味を作り出すことができます。
東に相模湾、西に伊豆の山々に囲まれ、自然豊かな伊東市宇佐美。
伊豆では、豊富に魚介類がとれ、また太陽がさんさんと降り注ぐ温暖な気候に恵まれ、ひもの作りに適しており、昔から盛んに行われてきました。
海産物専門店では、獲れたての新鮮な魚介類を、一尾一尾、丁寧に手開きし、昔ながらの天日干しをしています。
ひもの開きの職人、河野智司氏は、毎年行われる伊東温泉めちゃくちゃ市のイベント『ひもの開き日本一大会』で、2年連続して優勝するほどの腕の持ち主。
そのひものの開きは、スピーディで絶妙な手さばき。一尾一尾が丁寧に開かれます。
天日干しのひものは、水にこだわり、わざわざ伊東と反対の伊豆の西側の駿河湾深海からくみ上げた「海洋深層水」を使用しています。
また、塩もこだわり、その海洋深層水を使って自らが製造した「深海の塩」を使用しています。
「深海の塩」は、普通の塩と比べて、カルシウム、マグネシウム等のミネラル分が大変多く含まれています。
「海洋深層水」と「深海の塩」仕立てにより出来上がったソフトでまろやかな「金目鯛の干物(ひもの)」の味をお楽しみください。
炭火で焼くのが一番いいですが、ガス火でもおいしく焼けます。
ひものを焼く際のポイントは、焼き網を十分に加熱すること。
十分に熱した焼き網の上に干物をのせてください。
最初に片面を6割焼いたら、裏返して残り4割を焼くのが旨さの秘訣です。
1.まずは、皮目から焼く
皮目(皮のついている側)から先に焼いていきます。
家庭グリルなど、上火の場合は皮目を上側にして焼いてください。
2.皮は、バリバリが最高
十分に焼いたら、裏返して反対側も焼いていきます。
美味しく焼き上げるコツは、皮がバリバリになるくらいまで焼くこと。
お箸で触れた時、バリッと音がするくらいが最高です。
天日干しの干物は、朝ごはん、和食に良くあいます。
アツアツの焼きたての一番美味しいひものを、お楽しみください。
お好みで、醤油、大根、レモン等をかけててもさらに美味しく召し上がれます。
また、お酒の肴としてもお薦めの逸品です。