撥水加工が施された生地は丈夫でありながら、こうしたバッグにありがちなズシッとくる重さはなく、長時間持ち歩いても苦になりません。バッグ内側にはポケットが一つ。また両サイドにスリットが入っていて、これを引っ張ると重なっている2枚の布が分かれ、間仕切りができるというのは面白い仕組みです。水筒や折り畳み傘など細長いものを立てて入れられるのも便利ですが、ここを活用することでバッグ内に仕切りができるから、物が整い気持ちいい。サイドが出っ張ることで、立てて入れているPCやノートもぐらぐらせず安定します。バッグ前面には、アイコン的真鍮のボタンがついていて、それを外せばポケットに物を入れることもできますが、ボタンが少し固めで頻繁に開け閉めするには不向きなこと、そこを過度に触るとポケット部分の生地に折れ痕がついてしまいそう、という心配から私は装飾として認識しています。プルーフオブギルドのお店メインで販売されているこのバッグ、スコープ別注バージョンは少しだけ特別仕様にしてもらいました。プルーフオリジナルは表地も裏地も黒ですが、スコープ別注は表地が黒、裏地が紺色の2トーン仕立て。暗いところではわかりにくいですが、陽の当たる場所や明るい場所だと、フチや内側に紺色が見え、オールブラックより少し柔らかい印象になるように感じます。これまで2回販売したものと、異なる点が2点。今までと同じ生地が仕入れられなくなり、今回から別の生地屋さんでほぼ同じ生地を作ってもらったということです。厳密にはこれまでと同一の生地ではありませんが、見た目や質感の違いはずっと使っている私が見ても判りません。また販売の度に新しい型を起こしてもらっている真鍮ボタン。今回は初回販売した時と同じように、穴が開いているデザイン(2回目販売時のボタンは穴が開いていませんでした)、一回り小さく厚みのある形となり、ボタン側面に[SCOPE・PROOF OF GUILD・2024]と刻まれています。
2022年3月、2023年2月、そして2024年4月と3回目の販売となりましたOval Stand Tote。今までと同じ生地が仕入れできなくなったため、24年から別の生地屋さんに、ほぼ同じ生地を作ってもらい、販売となりました。一見すると違いのない生地ですが、お客様よりご指摘をいただきましたので、改めて比較した画像を追記します。仕様変更前と後を比較すると22年・23年のバッグは表面に艶感があり、24年はそれよりも若干マットな質感になっています。昨年・一昨年とすでにバッグをお買い上げの方は、今年はすこし質感が違う点をご理解いただき、ご購入くださいませ。