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雪
そば猪口として
猪口と聞いてまず頭に浮かぶのは蛇の目高台、幅広く活用できるフリーカップ、何にでも使える猪口といえばこのサイズ、まさに猪口のセンター。そして、蕎麦猪口として使うなら蛇の目高台、これが僕のお薦めです。そこまで大きなサイズではありませんが、そう使うには十分なサイズ、誰が手に持っても使いやすいサイズだと思います。僕が蕎麦を食べる時は、いつだって猪口は蛇の目高台、蕎麦を盛りつけるのは石本先生の図案による花絵皿、そのセットアップと決まっています。決まっているというか、必ずそうなります。おかずは平丸皿か平長皿、適当に選んでいますが、すべて東屋の器ばかりだから、バラバラに見えても自然とまとまるのがスコープ的和の食卓です。立花文穂先生図案の干支猪口( 丑 / 寅 / 卯 / 辰 / 巳 )も年々増えています。同型柄違いだから一緒に使うのもおすすめです。
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写真 : さし石
小鉢として
そば猪口や湯呑み、酒器としてだけでなく、小鉢としても使い始めると用途が広がり、とても便利な器になります。お酒は上ゲ高台、つまみは蛇の目高台、そんな組み合わせも気に入っています。酢の物や納豆といった小鉢料理はもちろん、茶碗蒸しにもぴったりのサイズ感です。前日の晩御飯のおかずが少しだけ残っていたら、つぎの日の朝、それを猪口(蛇の目高台)に盛りつけて食卓へ出せば、ちょっとした楽しみになります。弁当に詰めきれなかったおかずを朝ご飯に食べるのに似た感覚、旅館の朝食みたいな雰囲気も少しだけ。常備菜を猪口に盛り付けて小分けにして出すだけで食卓の雰囲気がよくなります。
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写真 : へのへのもじへ、森、波風
調理道具として
たまに台所で使うこともありましたが、インスタグラム@chie_ieさんが猪口を調理器具として使っている投稿を見てからスイッチが入り、凄く使うようになりました。今ではスパイスカレーの調合や調味料の計量にも大活躍しています。刻んで入れた食材によっては、そのまま洗わず料理を盛り付けて食卓へ出すこともできるから、台所から食卓への流れも生まれて無駄がないところが良いです。フィンランドの台所で調理道具としても使われていたTeemaティーカップと役割がどこか似ているみたい。たまに銅之薬缶の蓋置として使うこともあります。
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写真 : ハッシュタグ 薄呉須、ハッシュタグ 呉須
小さなスープカップとして
猪口にスープ、外食でたまに見かけます。そんなセットアップを自宅でやってみたら、新鮮というだけでなく効率的な結果となりました。オムライスの昼食、それだけでは食卓が少し寂しく感じたので、レトルトのスープがないかな?と探してみると、1つだけ残っていました。1人前しかなかったのですが、猪口蛇の目高台に分ければ2杯分になるかも?試してみると、微妙に足りない感じはありながらもOKレベル!2杯に分けることができました。一人前のスープを二つに分けてメイン料理に添える、それには丁度よいサイズです。
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写真 : 雨中
手ぬぐいができると
和食器ができる
立花文穂さんによる手ぬぐいの図案を使い、いろいろな和食器を作っています。まずは猪口をうまく使えるようになりたかったので、猪口から始めました。酒器のような上ゲ高台、そば猪口や小鉢として活躍する蛇の目高台、湯呑みとして便利な細、自分の好みの柄を少しずつ揃え、まずは食器棚に積み上げるところから始めてみてください。どれも波佐見で製造され、図案は手仕事で転写されています。柄の出方に個体差はありますが、そこが手仕事による面白みとしてプラスに感じていただければ、きっと長く付き合える物になるはずです。気づけば僕の生活にも猪口が増え、食器棚にも猪口がどんどん積み上がっています。その猪口の山は、まるで食器棚の主役のようです。そして使い続けていると、知らない間に欠かせない存在になっていて、それはなんだか手ぬぐいみたい。今では手ぬぐいみたいな食器だなぁって思うんです。
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スペック
材質 |
磁器(天草陶石)、呉須、柞灰釉
さし石:磁器(天草陶石)、柞灰釉 |
寸法 |
約φ77×H58mm / 110g / 140ml(満水) |
生産 |
Made in Japan |
備考 |
電子レンジ:○ / オーブン:× / フリーザー:× / 食器洗浄機:○
さし石:電子レンジ:× / オーブン:× / フリーザー:× / 食器洗浄機:○
パッケージ入り |
購入前に確認ください
・ さし石は、タワシや研磨剤のご使用はお控えください。
・ 絵柄は印判という手作業による手法で染付しています。色の濃淡、柄の抜け、滲み、切れ等の個性があります。《印判について》
・ 小さな黒点やピンホール、多少のがたつきは良品としています。 |
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【スコープ特注】東屋 / 猪口 蛇の目高台 立花文穂
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