
北海道産 小豆
日本の主要産地は北海道で、国内生産量の8割を占めます。
歴史は古く魔除けや厄除けとして、用いられてきたなじみ深い食材です。
赤飯、餡、汁粉、和菓子などに使われています。
あんこが小豆である理由は、小豆を煮るとデンプンをタンパク質が包み込む形で「あん粒子」が形成されます。
また、タンパク質が加熱することで水となじみやすくなるのも理由の一つです。
低脂質・高タンパク
食物繊維はたけのこの約9倍、鉄分はほうれん草の約2.8倍ある他、ビタミンB群、ポリフェノールなどが豊富で、低脂質・高タンパクの食材です。
※日本食品標準成分表2015年版に準拠。
■ 保存方法

高湿度・高温、大幅な温度変化、直射日光には弱いです。
そのため、陽が当たらず風通しの良い涼しい場所で保存してください。
常温でも可能ですが、冷蔵庫の野菜室などを利用すれば、より良い状態で保存できます。
ただし、野菜の鮮度保持のための照明や加湿機能は劣化が進みやすくなるため避けてください。
また、密封されていないものは、缶やガラス瓶などに入れましょう。
■ 下ゆで方法

1. 戻す
かるく水で洗い、豆の3倍以上の水をボールに入れ吸水(約6〜8時間)させます。
種の皮のしわがなくふっくらと膨らみ、約2倍になったらOK!
※小豆は時間がかかり、煮えむらの原因になるため、そのまま茹でた方が良いです。

2. 茹でる
戻した豆は水ごと鍋に入れ強火にかけます。煮えむらが起こらないように水から始めます。
沸騰したら冷水(豆とゆで汁と同量)をそそぎ温度を下げ、内部まで浸透し難くなるのを防ぎます。
再度沸騰したらアクをとります。その後弱火にし、落とし蓋をして、ゆで汁が豆より少なくなったら水を足します。
弱火にしてからの湯で時間は、小豆で30-40分、金時は40-50分、青豌豆は50分、白花豆は60-70分が目安です。
指でつまんで簡単につぶれ中心部の白い芯がなければOK!
■ おすすめレシピ

酵素玄米の作り方
【用意するもの】
玄米:4カップ、小豆:50g、天日塩:3g、水:600cc
1. 傷んだ玄米は取り除き、ボウルに玄米と小豆、水を入れて軽くとぎます。
2. といだ玄米に塩と水を入れて、泡だて器で8分間かき混ぜます。
※こうすることで玄米が発酵しやすくなります。
3. 圧力鍋に移して中火にかけ、おもりが振れたら弱火にして15分、火を止めて30分ほど放置します。
4. 炊飯器に移して保温にし、しゃもじで全体の天地を返します。
※3日ほどで食べ頃になります。1日1回はかき混ぜるようにしましょう。

あずき白玉団子
【材料(4〜5人分)】
小豆:100g、ロハスステビアスイート:20g〜30g(砂糖なら60g〜90g)、塩:ひとつまみ、水1:500cc、白玉粉:100g、水2:適量(100cc位)
1. 洗った小豆と水1を鍋に入れ、中火にかけ沸騰したら灰汁を取りお湯を捨てる。
2. (1)に水を加え、中火にかけ沸騰したら弱火にして40分ほど煮る。
※水が足りなくなったら足してください。
3. 小豆が柔らかくなったら、ロハスステビアスイートを加え弱火にして混ぜながら5分、塩を加えて5〜10分ほど煮る。
4. 白玉粉に水2を少しずつ加えて混ぜ、耳たぶくらいの硬さになったら一口大に丸める。たっぷりの水を沸騰させ、丸めた団子を指でつぶして平らにしてお湯に入れる。白玉団子が浮いてきたら茹で上がっているので冷水にとり冷やす。
5. 器に盛り付ける。お好みでフルーツも♪

栗ようかん
【材料(4人分)】
ゆで小豆:400g、粉寒天:4g、水1:400ml、栗:6個、塩:1つまみ
★ゆで小豆…小豆:200g、水2:適量、ロハステビアスイート:150g
※ロハステビアスイートがない場合は砂糖などで代用可
◆ ゆで小豆
1. 水で洗った小豆とたっぷりの水を鍋に入れ中火で加熱。 沸騰したらゆで汁を捨てる。
2. (1)に再度水2を入れ中火で加熱。 沸騰したら弱火で1時間程度煮て小豆がつぶせるような硬さになったらザルにあげてゆで汁を切る。
3. (2)とロハステビアスイートと水2を鍋に入れ混ぜながら弱火で20分煮る。お好みの柔らかさになったら完成。
◆ 栗ようかん
1. 鍋に水1と粉寒天を入れ混ぜながら中火で温める。
2. (1)にゆで小豆と塩を入れて全体が均一になるよう混ぜる。
3. 栗を敷き詰めた容器に(2)を流し込み少し冷ましてから冷蔵庫で3時間ほど冷やして完成。