ワイナリーについて
カルトリ地方東部チャルダヒ村の造り手。
代々ワイン造りの名手として知られ、村人たちは、イアゴの父が造った国に納めるワインを、もったいないからと自分たちのワインと交換して飲んでいたそう。
イアゴは、ジョージア農業大学を卒業後、有機農法団体エルカナで働きながら、2003年に醸造所を設立、当初0.2haだった畑を現在2haまで増やしています。
白ワイン用地場品種チヌリを栽培、クヴェヴリで醸造しています。
22基あるクヴェヴリのうち、6基はなんと300年前のもの。
このワインは…
チヌリはスキンコンタクトをしたものとしていないものを造ってますが、しているものがもともとこの地の伝統的な味わい。
1960年代植樹、標高550m、南向きの、礫と小石を多く含む、粘土石灰質の土壌の畑。クヴェヴリで7ヶ月スキンコンタクト。クヴェヴリで熟成。
とろりとした、金色がかった輝きの強い外観で、杏のコンポートや濡れた石の香り。
いきいきとした果実味とみずみずしい酸があり、表面的には可憐なのに、芯に石のような硬質感と重さがあり、しみる飲み心地ながら、しっかりと強い存在感のあるワイン。
それでいて、冷たい印象ではなく、手触りは温かいところが素晴らしいと思います。
素朴で無骨で、優しいワイン。
力強くクヴェヴリにピジャージュを行っている自身の様子を映したエチケットも美しい!
労働に対する強い誇りを感じさせます。