【Alturaアルトゥーラ】 ジリオ島の滋味あふれるワイン
 トスカーナの沿岸部、人口わずか1,400人の小さな島ジリオ島の生産者。ジリオ島はかつてはワイン造りが盛んだった土地ですが、この数十年で多くの畑が放棄され、歴史的な景観も豊かなワイン文化も失われようとしていました。フランチェスコ・カルファーニャは耕作放棄された畑の石垣を修復し、畑を再生。この地に古くから根付く土着品種を守り育て、ジリオ島のあるべき姿を取り戻すべく、奮闘しています。 その土地に対する愛情の結晶として、ジリオ島ならではの、また、フランチェスコならではの、唯一無二の個性と手触りを、ワインはしっかりと備えています。
 赤は畑に植えらえているあらゆる品種を混醸、醸しの期間も6カ月という、きわめて土着的なワインの造り方、白もアンソナカ(=インソリア)を主体に畑で混植、そのまま混醸。自然にまかせた素朴な造りから生まれるワインは、優しくも生命力にあふれ、表情豊かなもの。
本当に美しい自然なワイン、伝統的ワインをお探しの方に自信をもっておすすめします!
~輸入元資料より~
ジリオ島は、トスカーナ南端の海岸から約14km沖合い、総面積わずか23.8平方キロ(東京・足立区の半分以下の広さ)の小島である。ワイナリーのオーナー、フランチェスコはローマで数学教師や詩人として暮らした後、40歳で島に移住。海沿いの崖に、壊れかけた石積みのテラス状だった耕作放棄畑の手入れを始め、2000年が初ヴィンテージとなった。 栽培は例のないほど激務で、フランチェスコでないと務まらないだろう。主に白はアンソナカ(シチリアのインツォリアと同じ品種)、赤はチリエジョーロ、カナイオーロなど18以上の品種の混醸で造られる。白は年にもよるが、約1/3をスキンコンタクト。また、赤は6ヶ月前後の超・長期果皮浸漬を行う。白・赤ともにたぐいなく個性的かつ濃密で、飲み手の感性と抱擁力が試されるという趣きがある。 ちなみにこの島は、16世紀ローマの哲学者アンドレア・バッチの地中海ワインに関する著作で「ジリオ島の赤ワインは絶品である」と記述される由緒も誇る。近年ではヴィニタリーのガイドブック「5 star Wines」内に、2016年から始まったナチュラル・ワインの特別枠にも選出されている。
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