【Bibbianoビッビアーノ】 ジュリオ・ガンベッリとともに60年!

故ジュリオ・ガンベッリの哲学を守り続けるキャンティ・クラシコの造り手、ビッビアーノ。 1865年にマロッケージ・マルツィ家によって設立され、現在は5代目を数える、キャンティ・クラシコでも特に長い歴史を持つ造り手のひとつ。 カステッリーナ・イン・キャンティに位置し、ジュリオが参画する以前はヴィーノ・ダ・ターヴォラと野菜を作る荘園だったそうですが、その頃のトスカーナらしさをなくしたくないと考えていて、30haの中に葡萄畑、オリーブ畑、森を所有しています。 葡萄品種はサンジョヴェーゼをはじめ、土着品種のみ。バリックも培養酵母も、本来の土地の個性を隠すものはいらない、と考えています。
 ジュリオ・ガンベッリ氏 (ワイナリーHPより)
カーゼ・バッセ、モンテヴェルティーネ、ポッジョ・ディ・ソット…偉大なサンジョヴェーゼにこの人あり、というジュリオ・ガンベッリですが、ビッビアーノでは1942年〜2004年の長きに渡って働き、ビッビアーノは今も彼の教えに基づいてワイン造りを行っています。 『長いマセラシオンこそがサンジョヴェーゼの本当の個性を引き出す唯一の方法であり、長いマセラシオンには高い葡萄の質と清潔さが必須。腐敗果が揮発酸のリスクを上げる。醸造環境が不衛生だとブレットのリスクが高まる』 ジュリオ・ガンベッリの最大の特徴は、亜硫酸も培養酵母も添加せずに行われる、長いマセラシオンでした。
長いマセラシオンを健全に進めるためには、天然酵母が豊富で、腐敗果なしの健全な葡萄が必要でした。 また、清潔な環境で醸造を行うために、毎日の徹底した清掃を要求しました。 畑でもワイナリーでも徹底した姿勢を求めるジュリオ・ガンベッリ。 彼についていけなかった多くのワイナリーは彼を解雇しましたが、ビッビアーノは長年にわたり彼ととともに歩みをすすめ、今もなお、その教えを守ってワイン造りに取り組んでいます。 若いうちから精妙な香りと豊かな奥行きのある味わいを備えたワインは、時間を経てさらに豊かな世界を見せてくれるワインでもあります。 キャンティ・クラシコの真の姿を伝えるビッビアーノのワイン、ぜひお楽しみください!
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