|  |
ピアッシングとは? |
ピアッシングとは、体に穴を開ける行為です。
その穴に、医療などに使用される材質で製造された 安全性の高いジュエリーを装着し続ける事により、
時間の経過と共にジュエリーの周りの傷が少しずつ丈夫な皮膚組織へと成長して、初めてピアッシングホールとなります。
ホールが完成するまでの治癒期間には個人差があり、ピアッシング方法や位置によってその後の治癒経過は大きく左右されます。
(下記の表参照)
治癒使用する器具
・滅菌済みニードル
・滅菌済みの各部位に適したファーストピアス
・軟膏
・消毒したニードルレシーバー、なければコルクまたは消しゴム(ニードル受け)
・無菌ペン(なくても可)
・消毒液
・綿棒・ガーゼ等
ピアッシング方法(裏表のある部位の場合)
・手と施術部位を薬用石鹸で洗う
・施術箇所を消毒し、消毒効果が出るまで3分程置く
・無菌ペンでピアスをあけたい位置に印をつける(マーキング)
・滅菌パックからニードルを取り出し、潤滑剤として軟膏を周りに塗り、
止血のために先端の穴が埋まるように軟膏を詰める
・皮膚に垂直にあてがい、裏にニードル受けをあてて一気に裏まで貫通させます
・ニードルのお尻が少し出る程度までニードルを押し込み、
お尻に軟膏を塗ったピアスをあてがい一緒に押し出してピアスを装着します
※ニードルを刺した後、ニードルを抜きピアスを入れる方がいますが、ニードルは抜きません
・基本的に、他の部位でもやり方は一緒ですが、ラブレットやトラガスのようにラブレットスタッドをニードルの先端側から出さなければならない場合は、刺したニードルの先端にインサンションピンを接続して押し戻し、インサンションピンのお尻にピアスを接続して装着します
トラガスはピアッシング前にニードルを軽く曲げておくとピアスの交換が楽にできます
・平らな場所へのピアッシングは皮膚をつまみあげたり、フォーセプスや穴あきピンセットで挟んでピアッシングします
耳たぶなどの裏表がある部位や、へそなどもそういうもので挟むとあけやすくなります
|
|
|
|
治癒期間 |
治癒期間は、大きく2つに分けられ、ピアッシング後からホール内に薄皮が出来た状態になるまでを第一治癒期間、薄皮が更にしっかりとした皮膚になり、ホールとして完成するまでの期間を第二治癒期間と呼びます。
第一治癒期間では、ホール内の皮膚が安定して痛みや分泌物もほとんどなくなりますが、皮膚はまだ薄皮の状態なので、力が加えられたり体調が変化することなどによって状態が悪くなることがあります。
第二治癒期間は第一治癒期間よりも時間的に長いものですが、この間にホール内の薄皮が徐々に厚く丈夫なっていきます。
この状態になって初めて拡張が可能になります。
軟骨、舌、へそ、眉、鼻、唇など、ピアッシングの位置決めは、部位や形状によっても変わってきます。
当店では、知識や経験が豊富な専門家のアドバイスのもとでのピアッシングをお勧めしています。
ピアッシング後は出血しやすいため、ホールが完成するまでは常に患部を清潔に保つように注意してください。
|
|
|
|
|
各部位の第二治癒期間 |
|
|
部位 |
第二治癒期間 |
部位 |
第二治癒期間 |
耳たぶ |
3〜6ヶ月 |
ラブレット |
3〜6ヶ月 |
耳軟骨 |
12ヶ月〜 |
リップ |
3〜6ヶ月 |
舌 |
3〜6ヶ月 |
アイブロウ |
12ヶ月 |
口唇 |
3〜6ヶ月 |
アンチアイブロウ |
12ヶ月 |
へそ |
12ヶ月 |
ビンディ |
12ヶ月 |
ノストリル |
3〜6ヶ月 |
ブリッジ |
12ヶ月 |
セプタム |
6ヶ月 |
ネイプ |
12ヶ月 |
センタータン |
3〜6ヶ月 |
マジソン |
12ヶ月 |
タンリム |
3〜6ヶ月 |
クリベッチ |
12ヶ月 |
スクランパー |
3〜6ヶ月 |
ハンドウエブ |
12ヶ月〜 |
タンウエブ |
3〜6ヶ月 |
スパイナル |
12ヶ月 |
※これらの期間は参考データです。 治癒期間には個人差がありますので、
詳しくは専門家にご相談ください。 |
|
|
|
ピアッシングアフターケアについて |
<アフターケア> |
ピアッシング直後のホールは生傷と同じですので、少々の腫れや痛み、赤みなどを伴う場合もあります。
ピアッシング時に装着したジュエリー(ファーストピアス)を外すことなくケアを続けることで症状が回復して、
初めて綺麗なピアッシングホールが完成していきます。
ピアッシングホールは、部位ごとに選択するジュエリーの形状やサイズの正しい選択、ケア方法、個人の体質などによって
治癒期間にもかなりの差が出ます。ここに記されているケア方法は、あくまでも基本的な内容です。調子が悪いと感じたら、
早めに対処することによってホールの状態の悪化を防ぐことが可能です。
|
|
|
|
|
基本ケアについて
ピアッシング後の2〜3日は、その部位に触れれば痛みがあります。ジュエリーの汚れは少ないので、薬用石鹸を泡立てて
優しく乗せるようにして2−3分置き、その後よく洗い流してください。
3日目以降は、身体から出る分泌物でジュエリーが汚れるようになるので、上記の方法でその汚れを洗い流してから
再度泡立てた薬用石鹸を乗せて、ジュエリーを軽く回したりスライドさせるようにして洗ってください。洗浄後1日1回、
10分程度ホットソークを行うと、さらに効果的です。
|
|
|
ホットソーク
ピアッシング後のケアで効果が絶大と言われているのが、ホットソークというケア方法です。
これは、清潔な容器に入れた体温より少し高め(40℃位)のお湯200ccに対して海水から精製された天然の塩
(食卓塩は使わないでください)約小さじ4分の1を溶かし、ピアッシング部位を浸すというケア方法です。
体温より下がったら交換して、計10分程度を1日1回行います。これによって、元々人間が持っている傷を治すための
細胞代謝率を高め、回復を早めます。
この方法で特に効果が見られるのは、軟骨部のピアッシングホールなのですが、その他の部位においても効果が確認されています。
また、完成されたピアッシングホールの調子が悪くなった時などにも効果的です。 |
|
|
拡張およびインサーションテーパー(拡張器) |
ピアスホールの拡張は、ホールが完全に治癒してから行ってください。ホールへの過度の負担やトラブルを避けるため、
拡張は2ゲージ(1段階)ずつにしてください。拡張後最低一ヶ月はケアを続けて、ピアスホールが完成するまで次の拡張は
行わないでください。
部位や個人による差がありますが、ボディピアスのゲージが太いほどホール痕が残ります。また、ホールはジュエリーを
外しておくと時間とともに多少縮みますが、大きなゲージになるに従って長期間にわたり穴が塞がらない可能性が高くなります。
インサーションテーパー(拡張器)は拡張専用器具となりますので、耳たぶの拡張目的のみにご使用ください。ボディピアス
としての使用は形状上危険ですので、行わないでください。
※インサンションテーパーは使い捨てです。衛生上、再使用はしないでください。また、第三者との使いまわしは、感染症の恐れがありますので、
絶対に行わないでください。
|
|
|
|
|
|  |