■表底の中に占める革底の役割
ソールと聞いて最初に思い浮かぶのは革底だろう。 これが表底の材料として優れているのは、以下の理由がある。
まず成形がしやすいことがある。特に水分を与えると美しい形状を作ることができ、エレガントさを醸し出す。 また、足の形に馴染みやすいので、長く歩いても比較的疲れにくい。そして呼吸性に優れているという長所がある。呼吸とは、足の湿気を換気、通気することを指し、靴の中の足を快適に保つために必要なことだ。
しかしながら、革底は非常に磨耗しやすく、耐久性が比較的高くないという弱点を持っている。雨などの環境の変化によって、その機能があだとなることもあり、万能ではない。あらゆる面で優れたソールというのは存在しないのだ。
ただそうした悪条件下においても快適な歩行を約束するものがある。それがラバーソールだ。 |