ぼんたん漬とは
鹿児島県川内市の笹野仙助氏によって作られた鹿児島の郷土菓子です。
少々固めの食感ですが口に含むと柑橘類の香りが広がります。
昔は各家庭で作られていましたが今は鹿児島土産として浸透しています。
ぼんたんで有名なのは鹿児島県阿久根市(あくね市)。
ぼんたんは文旦という大きい柑橘類で、江戸時代に中国の商船が阿久根に漂着した際、
阿久根の人々に助けられ、親切にもてなされた船長は大変喜びお礼にぼんたんの実を渡しました。
その時船長の名前「謝文旦」を果実の名前と間違えてとらえ、「文旦」が訛って「ぼんたん」となったのです。
ぼんたんは阿久根の気候風土によく合っていたのでどんどん増え、
いろんな加工で味を楽しんでいるうちに「ぼんたん漬」が生まれたのでした。