最初のりんごの原産地は、中央アジアの「コーカサス山脈」と、中国の「天山山脈」を中心とした山岳地帯と考えられており、ここから世界各国へ伝播しましたと言われています。
私たちが現在食べている西洋りんごは、明治4年(1871)に日本に導入され、青森県へは明治8年(1875)春、当時の内務省勧業寮から3本の苗木が配布され、県庁構内に栽植されたのが青森りんごの始まりです。
その後同年秋及び翌9年春と計3回にわたり数百本の配布をうけて篤農家に試植されたました。これよりさき明治7年に弘前市の私立東奥義塾が招いた米国人宣教師ジョン・イング師が翌年の12月25日キリスト降誕祭の際、当時の教え子や信者たちにりんごを分与したのが西洋りんごが本県に紹介された最初といわれています。
当時の菊池九郎塾長は、これを自宅の庭に播種し後年、別の台木(だいぎ)に穂木(ほぎ)を接木(つぎき)したのが本県の育種及び繁殖の発祥といわれています。以来現在で130年を以上経過しましたが青森りんごの今日までの歴史を紐解いてみましょう。

絵で見る青森りんごの歴史は「社団法人青森県りんご対策協議会」の協力をいただきました。
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