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プロジェクタとはディスプレイ装置の一種で、画像や映像を大型スクリーンなどに投影することにより表示する装置のことです。プロジェクタには色々な種類がありますが、現在では、CRTや液晶を使い、画像を拡大して投影する装置のことをさすのが一般的です。

プロジェクタの動作方式
プロジェクタは、大きく分けて2つの動作方式があります。

CRT方式
CRT画面上、すなわち高輝度で発光している表示装置に表示された画像を、レンズを使って投影する方式です。スクリーンの前面から投影する方式と、背面から投影する方式があります。通常は3原色分のCRTを用意し、それぞれからの映像をスクリーン上で合成されます。通常のカラーCRTのような、1つのCRTでカラー画像を出すCRTは使われません。単色のCRTが利用されます。これは、カラーCRT内にあるシャドウマスクにより、光量が落ちてしまうためです。大型のプロジェクタの場合には、1つの色に複数のCRTを割り当てる場合もあります。

ライトバルブ方式
光源からの光を、ライトバルブで変調し投影する方式です。ライトバルブをフィルムと思えば、映写機やオーバーヘッドプロジェクタと構造は同じです。ライトバルブが1つで3色に対応しているもの、1色ずつ3つのライトバルブを用いて、その画像を合成するもの、透過ではなく、ライトバルブからの反射光を利用するものなど、いくつかの構造があります。大変よく使われている、液晶プロジェクタはこの方式です。