モリンガには90種類もの栄養素や18種のアミノ酸が含まれているといわれ、他の植物と比べて豊富な栄養素を含んでいます。
ここからは、モリンガに含まれている代表的な栄養素をご紹介します。
1.ポリフェノール
老化の原因とされている酸化を防ぐ役割がポリフェノールになります。赤ワインと比較した場合、モリンガには約8倍ものポリフェノールが含まれているのです。
またポリフェノールは、アレルギー症状を和らげる効能もあり、ポリフェノールが多く含まれているモリンガは、老化予防やアレルギー抑制の効果も期待できます。
2.ミネラル
ミネラルは、地球上に約100種類存在する無機質元素です。人間の身体には不可欠なものですが、人は自分で体の機能維持や調節を摂取して補うことができません。そのためミネラルが豊富に含まれているモリンガは、世界で注目を集めているのです。
モリンガに含まれるミネラル成分の例をあげると、カルシウムは牛乳と比べ約20倍、マグネシウムはほうれん草の約5倍、亜鉛は牡蠣と比べ約2倍もの成分が含まれていると言われています。
3.ビタミン
ビタミンは、ヒトが生きていくために必要不可欠な栄養素のうち炭水化物・タンパク質・脂質以外の有機化合物です。こちらも身体の中で栄養素をつくりだすことができないため、外部からの摂取が必要になります。モリンガには、アーモンドの約2倍以上のビタミンが含まれています。
4.β-シトステロール
β-シトステロールとは、幅広い植物に含まれている植物ステロールのことを言い、抗炎症や抗ガンに効能があると言われています。モリンガの種にはβ-シトステロールが、ニンジンの2倍以上含まれています。
5.食物繊維
食物繊維は、食物の中に含まれている繊維質のことです。食物繊維には、腸内環境がよくなる水に溶けないタイプと血糖値の急激な上昇を抑える水に溶けるタイプの2種類があります。モリンガの食物繊維量はレタスの約21倍と、かなり豊富に含まれているのです。