

愛知県の絞りの産地 有松に工房のある 熊谷さんにお願いし
有松の伝統的な 絞り 三浦絞りを施して頂きました。
絞りの形が鳥の足跡にみえることから
別名 “千鳥の足跡” とも呼ばれております。
三浦絞りは歴史が深く・・
江戸時代初期に藩医であった三浦玄忠の妻により
愛知県の有松・鳴海地域に伝えられ、その後の有松絞りに大きな
影響を与えた、有松絞りの原点でもあるのが三浦絞りなのです!
このランダムな風合いこそ味となり、職人さんの手により
感覚だけで 絞りの形を作ることで キッチリとした菱柄ではない
いかにも職人さんの手仕事の暖かみが魅力なのですよね!
こちらの絞り染めは2度染めとなり、
最初に絞り部分の色(薄い藤色)の色を掛けた後、柄部分を絞り
その上から ほぼ黒に見える濃紺の色を掛けると
その2色が微妙に交わり 絞りの柄は “くすんだ藤色”に見え
柄とベースの境目には ちょっと紺色を感じる・・・
そう!!“二度染め”することで生まれる色重なりのハーモニー
二度同じ色は出せない一期一会の色を表現。
ベースの生地は 帯揚げの生地を織り上げる機屋さんが多い
京丹後岩滝地区にて織り上げた 京丹後縮緬
という説明だけでは終われない!のがコチラの生地であり
アップの画像でもお分かりのように、縦に流れる不規則な
シボが染めの表情をより豊かに見せてくれる!
通常の生地よりも一手間入った生地となります。



コーデ画像を見て頂けるとお分かりのように
スッキリとした帯には スタイリッシュに!
ほっこりとした帯の上では暖かみを!
帯が変わっても その帯の魅力を引き出す表情の変わる帯揚げ!
これは柄の効果ではなく!やはり2度染めの色の深みが
表情を柔軟に変えてくれているのですよね♪
また、絞り染めは 端から端まで!“全体”に入っておりますので
どのように締めて頂いても柄が出る安心感♪



【サイズ】
幅:約29cm 長さ:170cm
【品質】絹
【合わせるお着物】・無地・小紋・御召・紬
【合わせる帯】 ・西陣織・塩瀬帯・縮緬帯・博多帯・紬帯
【季節】 秋・冬・春