Rene Lalique|ルネ・ラリック
伝統的サティナージュの魅力
ラリック社は1926年、アール・ヌーヴォーがトレンドのパリで“ルネ・ラリック(Rene Lalique)”により設立されました。
アール・ヌーヴォーとは19世紀末から20世紀初頭、ヨーロッパを中心に開花した美術革命的な運動で“新しい芸術”を意味します。
ルネ・ラリックは20世紀初頭にフランス・アルザス地方のヴィンゲン=シュール=モデールに工場を建設して以来、多種多様な加工技術を開発し、一流の職人を育成。
クリスタルの原材料となる坩堝作りにおいても専門の職人を配置する徹底した手作業の工程は、現在でも継承されており、1脚のグラスであっても10人以上の工程を経て製造されます。
ラリックの特徴の一つである曇りガラスは、フランス語で“サティナージュ”と呼ばれる歴史ある伝統的な艶消し(フロステッド)加工技法で、光はガラスを透過せず、一体化した優しい輝きを生み、世界最高峰の逸品の彩りが完成するのです
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