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商品番号:RIC476

大いなる災厄
管楽合奏による、狂王シャルル6世と百年戦争期の音楽 [イントゥ・ザ・ウィンズ]

CD

発売日:2025年11月07日 NMLアルバム番号:RIC476

Ricercar

爽快ファンファーレから典雅なリコーダー合奏まで、これぞ本物の「中世の城の音楽」!

英仏百年戦争(1337〜1453)の最中に精神の均衡を崩し「狂王」と呼ばれたフランス王シャルル6世(1368〜1422)の時代に光を当て、この時期に記された楽曲を丹念に集めて王の生涯を辿りながら、ショーム(オーボエに似た中世のダブルリード楽器)やリコーダー、スライド・トランペットなどの管楽合奏で王室音楽を再現したアルバム。

父シャルル5世の死により11歳の若さで王位を継承、20歳で親政を始めるも数年後には行軍中に発作を起こし精神錯乱となったシャルル6世の治世は、有力諸侯同士の権力抗争の末にフランス王位継承権を宿敵イングランド王に譲り渡してしまうなど政治史・社会史的に波乱の連続でしたが、その傍ら芸術音楽は各地で大躍進。アルス・ノーヴァの多声芸術が極限まで複雑化、マショーとデュファイを繋ぐ世代が注目すべき音楽語法を模索していました。

新世代の名手が集うピリオド管楽器集団イントゥ・ザ・ウィンドはゴシック期そのままの再現古楽器を用い、金管も木管も驚くほど巧みな吹奏で「王城の音楽」を再現。リコーダー合奏で曲の機微に迫る重唱作品アレンジを程よく交え、時に打楽器も盛り込みながら、陰謀と戦乱に揺れる王室に響いた生々しい音響の魅力に迫ります。

一部には大御所中世音楽人ピエール・アモンもバグパイプで参加。隅々まで痛快な中世サウンドをどうぞ。



2025年11月07日発売
狂王シャルル6世と百年戦争期の音楽/イントゥ・ザ・ウィンズ [1CD]
商品番号: RIC476
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曲目・内容

1.作者不詳: Tuba Gallicalis - フランスのラッパ

<1380年――フランス王シャルル6世の戴冠>

2.作者不詳: Bobik blasen 楽師ロベルトゥス
3.作者不詳: Quiconques veut d’amours joïr - 恋を楽しみたい者は、誰であれ
4.楽匠グリマス(生歿年不詳、14世紀後半に活躍):
Alarme, Alarme - 武具を取れ、武具を取れ
5.作者不詳: Ja Falla ヤ・ファッラ

<1388年――シャルル6世の親政開始>

6.作者不詳: Or sus, vous dormés trop - 起きる時間です、寝坊ですよ
7.ヨハネス・オクール(生歿年不詳、1400年前後に活躍):
Je demande ma bienvenue - どうぞ歓待を
8.作者不詳: Ho, Ho, Ho - オ、オ、オ
9.リシャール・ド・ベラング、通称カルド(1380頃-1471):
Pour une fois et pour toute ma vye - たった一度だけと、一生ずっと

<1392年――フランス王、重い病に冒される>

10.ヨハネス・セザリス(生歿年不詳、15世紀初頭に活躍):
Je ris, je chante, je m’esbas - わたしは笑い、歌い、楽しむ
11.セザリス: Bonté, bialté - 善良と美貌
12.ボード・コルディエ(1364/80-1440以前):
Tant ay de plaisir et de desplaisance - あまりに多くの快楽と不愉快
13.ギヨーム・ルグラン(生歿年不詳、15世紀前半に活躍):
Pour l’amour de mon bel amy - わが美しき恋人の愛ゆえ

<1407年――オルレアン公、パリ市内で殺害される>

14.ザルツブルクの修道士(生歿年不詳、14世紀後半に活躍):
Das haizt dy trumpet und ist gut zu blasen - ここにラッパと呼ばれる管楽器があり
15.アダン(詳細不詳、15世紀に活躍):
A temps vendra celle journée - その日は間もなく訪れよう
16.ルグラン: Se liesse est de ma partie - わたしも嬉しく存じます
17.ルグラン: Entre vous, nouviaux mariés - 皆さんの中に、新婚のお二人は

<1415年――アジャンクールで激突する仏英両軍>

18.作者不詳: Hail, Mary, full of grace - ごきげんようマリア、恵みに満たされた方よ
19.ヤコブス・カウトレマン(生年不詳-1432):
Vaylle que vaylle, il faut s’aseürer - できるかぎり、確実に成さねばならぬ
20.作者不詳: Deo gracia, Anglia - 神よ、恵みをイングランドに(アジャンクールのキャロル)

<1419年――ブルゴーニュ公ジャン、モンテローでフランス王太子に暗殺される>

21.ヨハンネス・タピシエ(1370頃〜1408/10):
Sanctus - サンクトゥス(聖なるかな)
22.フランショワ・ルベルトゥル(生歿年不詳、15世紀に活躍):
Las, que me demanderoye - ああ、わたしに一言おっしゃってくだされば
23.コルディエ: Je suis celuy qui veul toudis servir - わたしは主に全てを捧げる者です
24.ニコラ・グルノン(1375/80〜1456):
La plus belle et doulce figure - 最も美しく優しき姿

<1420年――イングランド王ヘンリー5世をフランス王シャルル6世の後継者と定めたトロワでの和議>

25.ルベルトゥル: Depuis un peu un joyeux parlement - つい先頃、好ましき会議があり
26.グルノン: Nova vobis gaudia - あなたに新たな喜びを
27.ピエール・フォンテーヌ(1380/95頃-1450頃):
J’ayme bien celui qui s’en va - わたしは道行くあの人を愛し
28.作者不詳: A cheval, tout homme, a cheval - 男たちよ、みな馬に乗れ

<1422年――フランス王シャルル6世の死と葬儀>

29.ヨハネス・フランソワ・ド・ジャンブラコ(生歿年不詳、15世紀前半に活躍):
Par ung regart des deux bieaulx yeux - 2つの美しき目に見つめられ
30.ヒューゴ・ド・ランタン(生歿年不詳、1420〜30頃活躍):
Grant ennuy m’est - わたしを大きな悲しみが襲う
31.ジレ・ヴリュ(生歿年不詳、15世紀前半に活躍):
Summe Summy, tu patris unice / Summa Summy, tu matris filii
- 高みにおられる唯一の父/高みにおられるその子の母
32.オスヴァルト・フォン・ヴォルケンシュタイン(1376/77-1445):
Wolauff wir wellen slaffen - よろしい、我らは眠りにゆこう

アーティスト(演奏・出演)

イントゥ・ザ・ウィンズ(古楽器使用)

  • アドリアン・ルボワソン(ショーム、ドルツァイナ、リコーダー)
  • アナベル・ギボー(ショーム、テイバーパイプ、リコーダー)
  • マリオン・ル・モアル(ショーム、打楽器、リコーダー)
  • レミ・レコルシェ(直管トランペット 、スライド・トランペット、リコーダー)
  • ローラン・ソーロン(打楽器)

ピエール・アモン(バグパイプ)

レコーディング

2024年11月
シラン(フランス南部ラングドック地方エロー県)、サンテーユ聖母教会

その他の仕様など

収録時間: 65分





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