イタリア16世紀初頭、当時流行していた世俗歌曲(フロットーラ)から派生したマドリガーレ(英語ではマドリガル)。詩節がなくリフレインもない自由詩を用い、テキストの抑揚に合わせてメロディーを作るこの形式は、何世代にもわたる音楽家たちにインスピレーションを与え数多くの作品が生まれました。このアルバムでは、親密なソロの歌曲からより劇的な歌劇の情景まで、各々の作曲家が趣向を凝らしたマドリガーレ形式の作品を聴くことができます。
ヴァイオリニスト、オリヴァー・ウェバー率いるモンテヴェルディ・ストリング・バンド、ソプラノのハンナ・エリーとリュート奏者のトビー・カーによる演奏で。ウェバーはいくつかの曲に独自のディミニューション=旋律中の音を細かい音価の音符に細分することを加えています。
作曲家検索リンク(このタイトルに収録されている作曲家)