ポルトガル移民の子としてアメリカに生まれ育ったエルマー・オリヴェイラは、1978年のチャイコフスキー・コンクールにおいてアメリカ人として初めて第1位を獲得、さらにナウムバーグ国際コンクールでも優勝するなど、世界的ヴァイオリニストとして活躍しました。2017年には「第1回エルマー・オリヴェイラ国際ヴァイオリンコンクール」をアメリカ・フロリダ州のリン大学と共同で創設、アーティスティック・ディレクターを務めています。
ヴィヴァルディから現代音楽まで幅広いレパートリーを誇るオリヴェイラですが、ここでは20世紀の偉大なヴァイオリニスト、ハイフェッツやクライスラーなどが得意とした技巧的な小品を収録。切れのあるテクニックと美しい音色を存分に披露しています。ピアノは五嶋みどりの伴奏でも知られる名手、ロバート・マクドナルドです。制作はマルク・オボール&ジョアナ・ニクレンツが担当。MMG(Moss Music Group)原盤。
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