バッハ不朽の傑作「ブランデンブルク協奏曲」の共演を重ね誕生した実力派コンビ、菅きよみと西山まりえ。
古楽界を牽引し、数々のアンサンブルで活躍してきた二人。バッハの4つの真作フルートソナタに取り組む。作曲家の音楽に敬意を表し身を委ね、古雅な響きで会話をするかのような巧妙なるアンサンブルを披露する。空間を滑らかに漂い、豊かな音色が心地よい魅力に溢れる菅のフラウト・トラヴェルソ。ときに清雅ときに華麗な西山のチェンバロが冴え渡る。未完である『フルートとチェンバロのためのソナタ イ長調 BWV 1032 - ヴィヴァーチェ』では菅自身による闊達な和声進行に導かれた補筆が聴ける。
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