アメリカのピアニスト、バジェロウのDivine Artデビュー盤は、彼の得意とするブラジル音楽を収録したアルバム。どの曲もエキゾティックなダンスのリズム、官能的なテクスチュアと溢れる色彩感が特徴的です。
アルバムにはブラジルのみならず20世紀を代表する作曲家のヴィラ=ロボスから、ヴィラ=ロボス以後の重要な作曲家ミニョーネ、ブラジル国民楽派の確立に貢献したグアルニエーリから、あまり知られていないゴンジンといった作曲家のピアノ曲が並びます。また、ブラジル出身ではないですが、ミヨーの「ブラジルへの郷愁」も収録されています。
演奏のバジェロウは、コロラドやテキサスで学んだ後、熱心なラテン=アメリカ音楽の推進者として、ソリスト及び伴奏者、室内楽奏者としてアメリカ、ブラジルと南アフリカで演奏する他、ペンシルベニアの音楽大学で教えるなど幅広く活動しています。
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