ヘルプ / 不適切な商品を報告

現在ご利用いただけません

「お知らせ」とは


IMG

商品番号:CD-16326

『Harmonice Mundi』
ヴィオラ・ダ・ガンバとオルガンで巡る
ドイツ・バロックの音楽世界
[フィクトール・テペルマン、ダニエラ・ニートハンマー]

CD

発売日:2021年11月12日

Carpe Diem

17世紀から殆ど手が加えられていない貴重なオルガンが、
17世紀オリジナルのガンバと交わす妙音

指板やボディの構造の違いから、ヴァイオリン属のヴィオラやチェロとは微妙に違う、鼻にかかったような美しい音を奏でる弓奏弦楽器ヴィオラ・ダ・ガンバ。

倍音豊かなその音色が、こもりすぎず響きすぎない短めの残響の教会堂に設置された歴史的オルガンと相性の良いデュオを聴かせるこのアルバムのテーマは「宇宙の音楽」。天文学にも通じた博覧強記の学者アタナシウス・キルヒャー(1602-1680)の著名からタイトルを取り、キルヒャーが生きた17世紀のドイツ語圏に花開いた弦楽芸術の粋を示す重要作品を中心に、オルガン独奏曲の傑作を交えた厳選選曲を、ほぼ当時の姿のまま今に残るガンバとオルガンでお送りします。

既に当時はドイツ語圏でもヴァイオリンが新たな器楽作法の中軸を担う存在になりつつあり、本盤にもシュメルツァーやアルベルティーニ、ビーバーといった名演奏家≒作曲家たちによるヴァイオリン音楽が多数選ばれていますが、ここでは17世紀当時ないし奏者自身による編曲を通じてガンバの響きに置き換えられており、原作を知る人にも新鮮な感覚で味わえる演奏となっています。

ガンバ奏者テペルマンは世界的に知られた古楽器演奏の2拠点ロンドンとケルンで学んだミュンヘン出身の俊才で、本盤では弦楽器の里フュッセンからウィーンに移り住んだ17世紀の名工ケークルによる響きの良いオリジナル楽器を使用。

対するオルガンも1662年建造時からほぼ手が加えられていないオーストリアの一段鍵盤楽器。こちらも同じくミュンヘン出身で近年ますます多忙になりつつある新世代奏者ニートハンマーの的確な音使いにより、残響にぼかされない美音がガンバの味わいと好適な調和とコントラストを描き出します。



2021年11月12日発売
ヴィオラ・ダ・ガンバとオルガンによるドイツ・バロック/フィクトール・テペルマン
商品番号: CD-16326
お気に入りに追加
お気に入りに追加

曲目・内容

1.ハインリヒ・イグナーツ・フランツ・フォン・ビーバー(1644-1704)/テペルマン編:
ソナタ第14番「聖母被昇天」 〜『ロザリオのソナタ集』(1674頃)より
2.アウグスト・キューネル(1645-1699以降):
ソナタ 第7番 ト長調
〜『ヴィオラ・ダ・ガンバ独奏または二重奏のためのソナタ集』(1698)より
3.ヨハン・カスパー・フォン・ケルル(1627-1693):
鍵盤のためのトッカータ イ短調
4.イグナツィオ・アルベルティーニ(1644頃-1685)/
ゴットフリート・フィンガー(1660頃-1730)編:

ソナタ 第1番 ニ短調 〜『ヴァイオリン独奏のためのソナタ集』(1692)より
5.ゲオルク・ムファット(1653-1704):
チャコーナ ト長調 〜『オルガン奏者必携乃書』(1690)より
6.ハインリヒ・シュメルツァー(1620頃-1680)/テペルマン編:
ソナタ 第4番 ニ長調 〜『ヴァイオリン独奏のためのソナタ集』(1664)より
7-12.ヨハンネス・スヘンク(またはヨハン・シェンク 1660-1727以降):
ソナタ 第5番 ハ短調 〜『ドナウのこだま』(1704)より

アーティスト(演奏・出演)

フィクトール・テペルマン(ヴィオラ・ダ・ガンバ)

使用楽器: ウィーンのハンス・ケークル1674年製作(オリジナル楽器)

ダニエラ・ニートハンマー(オルガン)

使用楽器: フォルモースのハンス・フォークル1662年建造(オリジナル楽器)

レコーディング

2020年10月1-4日
聖シュテファン司牧教会、フォルモース(オーストリア北部オーバーエスターライヒ地方)





ショップへ相談