イタリア北東部のフリウリ地方で生まれた作曲家クリスティアン・カラーラの作品集。
「悪魔の橋」は、フリウリ地方の伝説をもとに、チェロとオーケストラのための交響詩として作曲されました。チェロが主役として活躍、橋にまつわる伝説を描いています。「エヴリン」はジェイムズ・ジョイスの短編小説に基づく作品。生まれ育った場所から抜け出すことのできないエヴリンの内面の葛藤を物語の進行に沿った構成で描き、オーケストラの多彩な響きが存分に生かされています。「砂漠の花」は、イザヤ書のテキストに基づくアルトとオーケストラのための4つの歌で、砂漠が美しい庭園に変わる喜びを表現。「4つの情緒」は、フルートと弦楽アンサンブルが緊密な対話を繰り広げます。
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