レーガー(1873-1916)のオルガン作品は、質と量の両面において、偉大なるバッハの正統な後継者であることは間違いありません。このアルバムに収録された2つの組曲は、ルター派のコラールを基に、自由な創造力を働かせた見事な作品となっています。1895年に完成した第1番はブラームスも大絶賛したという作品で、4つの楽章はどれも複雑な対位法に彩られています。第2番はその10年後に書かれ1906年に出版されました。こちらは7つの部分からなり、およそ考えられる限りの最上の技法を駆使しながら最後の輝かしいフーガへと昇り詰めます。オルガンを聴く喜びをたっぷりと。
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